ピアノの楽譜の読み方【ヘ音記号編】
五線は音の相対的な位置を表すものですが、これだけでは音符が何の音を表すのかわからないですよね。
そこで、絶対的な音を表すために、音部記号を使います!
音部記号には「ト音記号」「ヘ音記号」「ハ音記号」の3つがあり、今回はその音部記号の中の「ヘ音記号」について説明したいと思います。
1.ピアノの楽譜でよく見るヘ音記号ってなに?
音部記号の「へ音記号」はどんなイメージですか?
へ音記号は、その記号の中心よりちょい上の丸くなっている部分が「へ」(他の読み方でFやファ)であることを指します。
「ヘ」(他の読み方でFやファ)にもいろいろな高さがありますが、ピアノの中心に当たる「ハ」(他の読み方でCやド)の左に動いていくとファの音があります。
この中心より左に位置するファの音がへ音記号の真ん中よりちょい上の丸くなっている部分にあたるのです。
「低音部記号」とも言います。
2.ヘ音記号はどういうところに使われているの?
ピアノの楽譜は大譜表という二段に分かれている楽譜が多いのですが、主に下段の楽譜に使われています。
ピアノの大譜表の下段は主に左手で弾く楽譜が書かれています。
しかし左手で弾くから必ず下段に書かれているわけではありません。
弾く音程によっては上段の楽譜に書かれる場合もあります。
そこは楽譜におそらく指示が出ていると思いますので、その指示が出ていればその通りに弾くようにしましょう。
また、へ音記号を使用する楽譜は、「低音楽器」と呼ばれる楽器が使います。
ところが、バスクラリネットやバリトンサックスは低音楽器ですがト音記号で、かつ、移調記譜しています。
こういう例外もあるということですね。
3. ピアノの楽譜の読み方は分かったけどヘ音記号を書くのを上達したい!
ヘ音記号はト音記号に比べて書くのは簡単だと思います。
しかし楽譜や記号をうまく書きたい方にオススメのピアノのワークブックをご紹介します。
【ピアノひけるよジュニア ワークブック】
ピアノひけるよジュニアという教本に合わせた、ワークブックです。
ヘ音記号は勿論、音符の書き方や、五線の使い方がしっかりわかるようになります。
五線紙を使って延々とト音記号の練習をするのも良いのですが、退屈な練習はなるべく避けたいですよね。
最近の教本にはそれに合ったワークブックが発売されています。
音符やト音記号、そのほかピアノを弾くために役に立つことが楽しく学べるように作られているので是非こういった楽しい教材も検討してみてください。
3. ピアノのヘ音記号の楽譜を読むのが苦手!なんとか上達したい!
ヘ音記号の楽譜を読むのが苦手な方結構います!
譜読みの数が増えればいちいち五線を数えなくても読めるようになります。
ヘ音記号の中心よりちょい上にあたる場所がヘ音=ファ ということを意識して読めるように頑張りましょう!
いろいろヘ音記号について書いてみましたがいかがでしたか?
へ音記号の楽譜を読むのが苦手な方は多いです。
とにかく数をこなしてト音記号と同じように読めるようになれると良いですね!
数をこなすことで譜読みもだんだん楽になりますよ。