タイとは? | ピアノ楽譜の読み方
ピアノの楽譜を眺めているとわからない記号だらけで嫌になってくるという方も多いです。
その中でもタイは、ピアノ初心者が混乱しやすい記号でもあります。
ここではわかりやすくタイについて説明したいと思います。
1.ピアノ楽譜の読み方 タイとは何?
まずタイとはどんな記号何でしょうか?
まずお手持ちの楽譜、なんでもよいので見てみましょう。
同じ音の音符と同じ音の音符同士が曲線でつながっているものはないでしょうか?
その曲線がタイです。
それではどのように使うかといいますと、二つの音をつなげて弾くのです。
例えば、二分音符のドと四分音符のドがタイで繋がっていたとします。
その場合、二分音符 プラス 四分音符で3拍伸ばすことになります。
あとタイで注意したいのは、音符に臨時記号が付いていて、小節線をまたいでいる場合です。
二分音符の♯ドと四分音符のドが小節線をまたいでタイで繋がっていたとします。
タイというのは同じ音同士を繋げるはずなのに、小節線の後のドには♯ついていないですよね。
普通は小節線を超える臨時記号は有効ではないですが、タイで繋がっている場合に限り、臨時記号はそのまま有効になります。
良く出てくるので注意が必要ですね。
2. ピアノ楽譜の読み方 タイとスラーには注意が必要!
ピアノを学習していると、良くわからないと言われるのが、タイとスラーの違いです。
ホント、見た目は同じなんですが、弾き方が違うんです。
タイの場合は同じ音と同じ音をつないで音を伸ばしたままにします。
ところがスラーの場合は楽譜を見ていただいたらわかるのですが、音と音を繋いではいるのですが、その間にいくつもの音符が入っています。
スラーは文章でいうと「、」のような意味合いを持っていると思います。
だから一区切りを感じながら弾くといった説明があっているのではないでしょうか。
3. ピアノ楽譜の読み方 タイについてのまとめ
1.同じ音同士を曲線でつないでいるのがタイです。
2.四分音符と四分音符をタイでつないだものは二分音符であらわすことが出来ます。
3.違う音同士を曲線でつないでいるものはタイではありません、それはスラーです。
タイで押さえてほしいところはこの三つだと思います。
音楽で使う記号は、例外はとても多いのですが、タイもやはり例外はあります。
しかしまずは基本のタイの使い方を覚えてみましょう。
基本を覚えれば、例外が出てきたときもしっかり対応できると思いますよ!
楽譜を読むときに覚えた記号を意識して譜読みするようにすれば自然に覚えることが出来ますので頑張ってみましょう!