黒鍵の読み方を覚えよう | ピアノ楽譜の読み方
ピアノの黒鍵って知っていますか?
黒鍵ってちょっと苦手と感じている方もいるかも知れませんね。
ここではピアノ楽譜の読み方の中で黒鍵について書いていきたいと思います。
1.黒鍵はピアノの鍵盤の黒い部分のことですが楽譜上での読み方は?
黒鍵とはピアノの鍵盤の中の黒い鍵盤のことを指すのは皆さんご存知の通りですが、では楽譜上の読み方は何というのでしょうか?
黒鍵とかかわりのある記号は♭(フラット)、♯(シャープ)です。
♭(フラット)は今いる音から半音下げます。
♯(シャープ)は今いる音から半音上げるということになります。
たとえば♯ドは、鍵盤のドの半音上の音になりますのでドのすぐ右に黒鍵があると思います。
その黒鍵が♯ドの音です。
では♭ソは鍵盤のどの場所にあたるのでしょうか?
♭ソはソの半音下にあたりますので、ソの左に黒鍵があると思います。
これが♭ソになります。
では、♯ファはどの音になりますか?
♯ファはファの半音上になるのでファの右の黒鍵にあたりますね。
さて、ここで何か気付きませんか?
実は♭ソと♯ファは同じ黒鍵ですので同じ音になります。
つまり同じ一つの黒鍵には二つの読み方があるということです。
例外もあります。
♭ドは鍵盤上のどの音になるのでしょうか?
♭ドはドの半音下だから・・・あれ、黒鍵がない!そうなんです、♭ドは黒鍵がないので白鍵のシになるんです。
また、♯シも同じでシの半音上には黒鍵がありませんのでそのまま白鍵のドになるのです。
2. 黒鍵部分にあたる、ピアノ楽譜の読み方を覚えよう
読み方については、ド♯(ドシャープ)でも良いと思いますが、ドイツ語読みで覚える方も多いのでここではドイツ語での読み方を書いていきたいと思います。
♯が付いた音の読み
ド♯・・・Cis(チス)
レ♯・・・Dis(ディス)
ミ♯・・・Eis(エイス)
ファ♯・・・Fis(フィス)
ソ♯・・・Gis(ギス)
ラ♯・・・Ais(アイス)
シ♯・・・His(ヒス)
♭が付いた音の読み
ド♭・・・Ces(チェス)
レ♭・・・Des(デス)
ミ♭・・・Es(エス)
ファ♭・・・Fes(フェス)
ソ♭・・・Ges(ゲス)
ラ♭・・・As(アス)
シ♭・・・B(ベー)
ドイツ語の文字を見てもらったらわかるように、♯(シャープ)系の綴りには例外を除き、isという文字が後ろについています。
音名はドがC、レがD、ミがE、ファがF、ソがG、ラがA、シがHです。
つまりこのアルファベットの後ろにisを付けているということになります。
また♭(フラット)系の綴りは、後ろにesかsを付けるということになります。