左手の練習法 | ピアノの上達法

日本では右利きの人が多いため、右手に比べて左手が思うように動かないため、何とかしたいと思っている人が多いのではないでしょうか。

「左手の練習法 | ピアノの上達法」ではピアノを弾く左手のための練習について考えてみたいと思います。


1.右利きであるということ

右利きであるということは、ピアノを弾くときだけでなく、生活のすべてににいて右手を主体としているということです。

ピアノを弾くために指を動かそうと思ったと時、脳からでた命令が運動神経を通って筋肉を動かします。

運動神経は反復によって強化されていきますので、ピアノの練習だけでなく、普段の生活の中で利き手である右手の運動神経はどんどん鍛えられているのです。

左手が思うように動かないのは普段から「思うように動かしていない」からなんですね。

とういことであれば、普段の生活の中で左手を使ってできることは左手でやってみることがピアノを弾くための左手の練習法のひとつになり得ます。

例えば、携帯電話でメールを打つとき、右手だけを使って打ちますよね。

でも、これだと鍛えられるのは右手の親指と携帯を支える右手の指だけで、左手はいつまでたっても思うように動かないままです。

これを左手でやってみると、親指は右ほどスムーズに動かないし、支える指も不安定になります。

そのために、ピアノ弾くときの左手と同じように力が入りやすくなってしまいますが、慣れてくると安定もするし親指もそれなりの動きができるようになってきます。

その他、歯磨きやリモコン操作からスプーンやお箸などに至るまで、左手を鍛えようと思えば、生活の中にはありとあらゆる方法が潜んでいますので、お好きな方法を試してみてください。


2.ピアノで左手の強化練習をする場合

左手をは大抵、リズムを刻んだり、和音を弾いたりしながら、伴奏を担っていることが多いため、メロディを弾くことに慣れていません。

メロディは弾き方ひとつで微妙なニュアンスを表現しますので、右手で弾いたメロディを、左手でまねして弾いてみることで左手を鍛えることができます。

ハノンのように右手と左手をが全く同じ動きをする練習曲では、右手に意識をおいて弾くことがほとんどだと思いますが、左手に意識を集中して、左手で弾いている音に耳を傾けながら両手で弾くだけでも左手の鍛えられ方が変わってきます。

バッハのインベンションのような対位法で書かれたピアノ曲は左手を鍛えるのにとてもよい練習曲になります。

生活の中で左手を使ってみたり、左手に意識を集中してピアノでメロディを弾いてみる練習を続ければ、いつの間にか左手も右手と同じように自由に動かせるようになっていることでしょう。

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