ピアノで左手を練習する方法

ピアノを練習する時、右手から練習し始める人が多いのではないでしょうか。

右手はすぐに弾けるようになっても、左手の練習がなかなか進まないという人も少なくありません。

そこで左手を練習する時の練習法と注意点をお伝えしたいと思います。

1.左手の役割

曲を練習する時に右手の練習から始める人が多い理由は、右手はメロディーを弾くことが多く、そして利き手が右手だからということです。

左手は伴奏、つまりハーモニーを弾くので、その曲の雰囲気(長調、短調)を表す大切な役割です。
ですから右手と同様に左手で弾くハーモニーも間違えないようにたくさん練習しなければいけません。

では左手の練習はどのように進めていけばいいのかを次の項目でお伝えします。

2.ピアノで左手を練習するポイントと注意点

左手だけを練習するのは曲全体の完成が見えにくく練習しづらいですね。

そこで左手の練習法と弾く時の注意点を具体的に挙げていきます。

1.左手の練習の時はメロディーを歌いながら

左手はハーモニーを弾くことが多く、それだけ弾いているとなかなか覚えられません。

ですので左手のハーモニーを弾く時に、そこの右手のメロディーを歌いながら弾きます。

そうすることによりこのメロディーの時はこのハーモニーを弾く、と2つ同時に覚えられ曲の完成形が見えてきます。

完成形が見えてくると両手の練習の時にスムーズに弾けるようになります。

2.左手を弾く時も音楽性を持って

右手のメロディーを弾く時、その曲のイメージを持って音楽的に弾けると思います。

左手の場合はどうでしょうか。

おそらくメロディーは音楽的に歌うように弾いていても、左手は音楽性を持って弾けていない場合が多いと思います。

左手も音楽性を感じて弾くことができれば、その演奏は音楽の深みを増し素敵な演奏になります。
左手がハーモニーの場合、そのハーモニーはどんな気分を表しているのか、その気分になって弾いてみましょう。

もしハーモニーではなくメロディーのような1つのフレーズを弾くのなら、そのフレーズはどんなふうに歌い、イメージするのかを考えて弾いてみましょう。

左手の練習の時にも音楽性を感じながら弾くと、ピアノは大きく上達します。

3.右手と左手の音のバランス

両手で弾く時に気をつけないといけないこと、それは右手、左手の音の大きさのバランスです。

両手のバランスが良いと心地よい演奏になります。

メロディーがよく聴こえるように、左手は音が出過ぎないようにしましょう。

特に左手で和音を弾いている時、3つの音を重ねて弾いているわけですから単音のメロディーより大きく聴こえてしまうのは当然です。

自分では左手を小さく弾いているつもりでも低い音域だと響いて大きく聴こえてしまいますので、自分の耳でよく聴いて、バランスを確かめてください。

このような左手の練習法でピアノの演奏は上達します。

右手の練習の時と同様に、左手の練習も音を楽しみながら練習してください。

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