ピアノの練習を嫌がる子供の対処法
ピアノを習うということは、ただ週に1回レッスンに行って30〜40分弾いていれば上達するわけではありません。
お家での毎日の練習の積み重ねが必要です。
毎日同じことを繰り返し練習するのは子供にとってはとても固苦しく、次第に嫌がるようになります。
練習を嫌がる子供に親はどのように対処したらいいのかをお伝えします。
1.練習はお母さんと一緒
ピアノの練習は曲が上手く弾けるようになったら楽しいのですが、それまでは反復練習ばかりで子供には退屈だったり、イライラしたりしてしまいます。
お母さんが横についてあげるだけで子供は安心しますし、お母さんの方も子供がどこでつまずいているかわかるので優しく声をかけてあげてください。
お母さんがピアノ経験者だと、できないことに対してイライラしてしまうかもしれませんが、できないことに対しては決して怒らないようにしてください。
怒ることよりも「〇〇ちゃんが弾けるようになったらお母さん嬉しいな」と前向きの言葉をかけてあげると、子供も頑張れると思います。
お母さんも忙しい日々の中で練習の時間を作るのが大変だと思いますが、親子一緒に練習する期間はずっと続くわけではないので、ピアノの練習を通して親子一緒の時間を楽しんでいただきたいです。
2.ピアノを嫌がる子供の練習法
ピアノの練習を嫌がる子供に対して、お母さんはどうのように促していけばいいのか、具体的にお伝えします。
1.シールを使う
頑張ったシール、できたシールなどを使い、子供にご褒美のようなことをしてあげましょう。
子供は「今日も練習頑張ったからシールもらえる」「上手く弾けたからシールがもらえる」とワクワクしますね。
シールが増えていくのが目に見えてわかるので子供にはわかりやすく、もっと増やしたいと思うので、練習嫌だけど今日もシールが欲しいから頑張ろうとやる気になるでしょう。
2.褒めてあげる
子供に限らず、大人でも褒めてもらうと嬉しい気持ちになってもっとやる気になります。
今までできなかったところが少しできるようになった、それだけでも進歩です。
「すごい!一生懸命、何度も練習したから少し弾けるようになったね」と努力を認めてあげて、お母さんも一緒に嬉しい気持ちを共感しましょう。
子供はお母さんに共感してもらえることが1番嬉しいことです。
そして、「練習すれば必ず弾けるようになる」と前向きな言葉かけをしてあげてください。
3.無理強いしない
それでもどうしてもピアノの練習が嫌でやりたくない時は、無理やり練習させず、ピアノで遊んでみましょう。
高い音域の鍵盤を弾いて「アリさんがちょこちょこ歩き回っているみたい」や、低い音域の鍵盤を強く弾いて「象さんがドッシンドッシン歩いてきた」など、想像して鍵盤を鳴らす遊びをしてみましょう。
これは遊んでいるだけでなく今後ピアノを上達させるための練習でもあります。
そのことを想像しながら弾く、それは表現力につながりピアノを演奏する上で最も大切なことです。
想像しながら音を出してみる、このようなピアノの遊びも是非取り入れてみてください。
練習を嫌がる子供をサポートできるのは間違いなくお母さんの存在です。
お母さんが前向きな言葉をかけてあげて、少しでもできたら褒めてあげて嬉しい気持ちを共感してあげましょう。
お子様と一緒に笑顔で練習できるようにサポートしてあげてください。