子供がやる気がない時のピアノのレッスン

子供がピアノをやる気がない時のレッスン、どうしていますか?

今回は、ピアノの先生に向けて、また、子供がピアノの練習する気がない時の練習でも使えますので、ピアノを習っている子供を持つお家の方に向けても、「子供がやる気がない時のピアノのレッスン」というテーマでお話します。

1.子供がやる気がない時の気持ちの切り替えさせ方

子供がピアノのレッスンをやる気がない時にどのように気持ちを切り替えさせてレッスンをするか、その方法を考えていきます。

子供がピアノのレッスンに来たけれど明らかにやる気がないとわかる時・・・ピアノを弾かせても嫌々ダラダラと弾く、弾くならまだしも、弾かずに両手をダランと下げて弾こうとしない・・・など、そんな時は本当に先生として困ってしまいます。

小学校高学年以上にはあまり見られませんが、時には大きな子供でもそういうこともあります。

ピアノのレッスンの直前に友達やお母さんと大げんかしたとか、友達と遊んでいたのに時間だからと無理やりピアノのレッスンに引っ張ってこられたとか、後から聞くとそういうことだったりするのですが、ピアノのレッスンで、実際やる気のない、ピアノを弾こうとしない子供を前に、子供の気持ちを、ピアノが弾けるように切り替えるのは至難の業です。

では、どうやって気持ちを切り替えさせるのか、ピアノの先生はいろいろと自分の方法を持っていますが、私の経験から、私の方法をお話します。

1.ピアノを弾かない

やる気がないままピアノを弾くより、ピアノは弾かず、気持ちを切り替えさせるようにします。

「はい、気持ち切り替えて、ピアノを弾こう!」と言って、子供が気持ちを切り替えられてピアノが弾けるなら、先生は困ることはありません。

子供が「先生、聞いてよ」と話してくる子供なら、子供の話を聞いて、子供に気持ちの整理をつけさせて、子供の気持ちをスッキリさせ、ピアノのレッスンを始めることも出来ますが、話せない子供は黙ったまま、すねているような、怒っているような感じでやる気がありません。

そんな時は、ピアノを弾かず、リズムカード、音符カードで遊んだり、聴音をしたりします。

子供の年齢や、その子供の性格にもよりますが、小さい子供だと簡単な音符カードをトランプのようにきって、順番に引かせて、台に並べて、音符の列を作ります。

それを順番に弾くと、デタラメな曲のようになり、子供に弾かせると「変な曲~」となったり、「意外にきれいな曲」となったりして遊びのようになります。

中には子供が自分でデタラメな曲を手直しし、編曲を始めたりします。

リズムカードでも同じで、デタラメに並べたリズムを、タンバリンや手拍子で打って、リズム遊びのようにします。

要するに、やり方はどうであれ遊びのようにしてしまいます。




また、別のタイプの子供は、聴音をさせたりします。

五線紙を渡して、ト音記号や、小節線を書かせ、難しいのが好きそうな子供には両手で聴音するので、ヘ音記号も書かせます。

聴音を初めてする子供なら、何が始まるのかとドキドキしているようですし、聴音が何回目かの子供も、自分がピアノで弾いている楽譜のようなものを自分が作成することで、「何かすごい」と思わせるようにします。

そのようなことをしているうちに、子供のやる気のなさやイライラは消えていってしまいます。

そうなれば、ピアノを弾くレッスンに戻っていくことが出来ます。

2.暗譜でやる気を取り戻す

暗譜をゲームのようにして、やる気のない気持ちを切り替えます。

ただでさえ子供はやる気がなさそうなのに、暗譜なんて余計に子供をイライラさせてしまいそう・・・と思いますよね。

ですから、この方法がその子供に使えるかを、しっかり見極める先生の目も必要なのですが、使えたら、その子供が練習している曲も上手になります。

子供が練習している曲の一部分、最初の8小節とか、4小節とか、その子供のレベルに合わせて取り出して、その部分を「1分間で暗譜してみよう」とか「5回だけ弾いて暗譜してみて」のように、時間や回数を制限して暗譜させます。

その子供にあわせて、子供が最初はしっかり暗譜出来るように、取り出す曲の部分を短くするとか、時間を1分では無理なら3分にするなど調節して下さい。

そして、子供が暗譜出来たら、弾かせてみます。

上手に暗譜出来たら「すごい!」と褒めてあげて、暗譜のレベルを上げる、少し間違ったりしたら「惜しい!」と、再チャレンジさせます。

暗譜のレベルを上げるのは、暗譜する部分を長くするとか、練習できる回数を減らすなどして、少しずつ難しくしていきます。

ピアノの練習というより、ゲーム感覚でやってみて下さい。

そのうちに、負けん気の強い子など、必死でやる気を出して暗譜を頑張っていたります。

2.その子供に合った方法で対応する

大切なのは、やる気を出させる方法がその子供に合っていることです。

いくら、ゲームのようにしても、興味を引かせるようなことをしても、その子供が興味を持たず、楽しいと思わなければ、ピアノへのやる気のない気持ちを切り替えさせることは出来ません。

気をつけなければ、子供の興味を引くこんな方法、あんな方法、と先生だけが頑張っていて、子供は余計に白けてしまう場合もあります。

普段から、子供一人一人の性格を把握しておくこと、子供が興味を示さなければすぐにちがう方法に切り替えることが大切です。

その為にも、子供が興味を引きそうな、遊びのようなゲームのようなレッスンで使えることを、たくさん考えておくことが必要ですね。







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