子供のピアノの進み具合の目安

子供の習い事として常に人気のピアノですが、うちの子のレベルはどのくらいなのか、周りの子に遅れを取っていないか、と気になりますよね。

今回は、幼稚園から始めた場合と、小学校から始めた場合に分けて、子供のピアノの進み具合の目安をお教えしたいと思います。


1.幼稚園から始めた場合

半分以上の子供が幼稚園のときにピアノを始めます。

年少、年中、年長のいつから始めたかによって進み具合は違ってきますが、習い始めてから最初の1年以内で教本1冊目が終わっていれば比較的早く、1年以上かかっていれば平均的、と言えるでしょう。

と言っても、選んだ教材によっては多少目安が前後します。

特に「バイエル」上下を使っている方は、1冊が分厚いため、この目安には当てはまりません。

「バイエル」上巻で2年以内であれば早い方でしょう。

「バイエル」ですと2巻、「ぴあのどりーむ」や「ぴあのひけるよ!」シリーズですと6巻、「オルガン・ピアノの本」シリーズですと4巻でひとくくりとなっていますが、これらを終える目安は早くて3年以内、4~5年ですと平均的、それ以上ですとゆっくりペースといったところでしょうか。

そしてこれらが一通り終わった後は、ブルグミュラー、ソナチネ、ソナタと進んで行く場合が多いですが、ブルグミュラーが1年半以内、ソナチネが1年以内で終えられて次に進めた場合、お子さんは優秀だと言えるでしょう。

(ソナタは大人になってからもずっと弾いていくものなので、終わりはありません。)


2.小学校から始めた場合

小学校からピアノを始める子供もたくさんいらっしゃいますが、決して遅くはありません。

小学生になるとだいぶ先生の話を聞けるようになり、理解力も高いため、幼稚園から始めた子よりもだいぶ早く上達できるでしょう。

進み具合の目安としては、先述した初期のひとくくりの教材を2年以内ですと早く、3~4年が平均的、それ以上ですとゆったりペースといったところでしょうか。

その後のブルグミュラーからの教材は、目安はあまり変わりません。


3.参考程度に

今回お話しした子供の進み具合ですが、あくまでも目安、参考程度にしておいてください。

急いでやって早ければ良いものでもありませんし、先生の進め方によっても違いが出てきます。

100パーセント弾けるようになるまで次の曲へは進ませない先生ですと、時間がかかりますが確実に上達しますし、その逆で弾けていなくてもレッスンで1回弾けば合格、といったやり方の先生ですと、すぐに終わりますが上達したかと聞かれると「?」です。

そして先生だけでなく、あなたのお子さんがきっちりやる性格なのかにもよります。

先生はそれぞれ子供に合わせたペースを考えてくださっていると思います。

機会があれば先生と相談してみて、子供が楽しくピアノを続けられるよう、お母さんお父さんも一緒に考えてみてくださいね。

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