自分の子供にピアノの素質があるか見分けるポイント

ピアノを習っている子供の親なら、自分の子供にピアノの素質があるのかどうか気になりますね。

子供にピアノの素質があれば、もっと真剣に子供にピアノを練習させよう、とか、子供は今、ピアノがあまり好きではなさそうだけれど、レッスンを続けさせよう・・・というように、これからのことを考える指針になると思われるかもしれません。

けれども、子供にピアノの素質があるかどうか、「ピアノの素質があるので、是非このままピアノを続けるべきです」とか「将来、ピアノの道に進むといいです」なんて「ここを見れば、ピアノの素質が見分けられる」というようなハッキリしたものなんてありません。

ただ、子供が、ピアノを練習してレッスンに来て、ピアノを弾いているのを聴いて、「この子供は頭が良いな」とか「この子供はピアノが好きだな」とか「この子供は、ピアノが上手になるな(素質があるから音楽の道へというのではなく)というようなこと、またその逆もですが、それはわかります。

今回はその辺りのことをお話しようと思います。

1.子供がピアノを上手になるかを見るポイント

子供がピアノを上手になるかどうかのポイントについてお話します。

子供の将来を決めるような「ピアノの素質」というのではなく、ピアノが上手になる素質について、ピアノを教えてきた経験から思ったことをお話しします。

1.耳で聴く力

ピアノの音を聴き取れる力、音感がある子供は上手になります。

ピアノで弾いた音を、何の音を弾いたかわかる、先生が弾いたメロディを同じように弾ける、そんな音感のある子供は、ピアノが上達します。

また、音色がどのようなものだったのか聴き取ることが出来る子供は、先生や、ピアニストが「こんな音色で弾いていた」と聴き取り、真似しようと練習するので、上達します。

そして、自分の弾く曲を自分で聴ける子供は、自分の音色、演奏を「こんな音色にしたい」、「こんなふうに演奏したい」と思うことが出来るので、上達します。

このように、耳で聴く力のある子どもは、ピアノを習い始めてどんどん上手くなっていく子供が多いです。

2.音楽的な勘の良さ

音楽的な勘がある子供は上手になります。

ピアニストや、先生、上手な人がピアノを弾いているのを聴いて、「ここは、このような弾き方で弾いたらきれいに弾ける」と真似をして、自分のものにしてしまう子供、口で説明するだけではわかりにくい弾き方を、先生の弾き方で感じ取って理解する子供、体得しなければならないような弾き方も、すぐに出来るようになる子供、などの音楽的な勘がするどい子供は、上達します。

3.本番の強さ

ピアノの発表会などの、本番に強い子供についてです。

ピアノの発表会のような大勢の人前で弾くのに、いつもの練習と同じ、いやそれ以上に上手に弾く事が出来る子供は、ピアノが上手になるということよりも、これは本当にその子供の素質です。

人前で弾く事が嬉しい、大勢の人が聴いていてくれる方がやる気を出して、実力以上の力を出すことが出来る子供は、上達して、上手に弾けるようになった時に、本当に素晴らしい演奏が出来ます。

ただ、本番が強い子供は、人前で弾く事が嬉しくてピアノの練習を頑張り、どんどん上手くなっていく場合と、普段はピアノの練習は一人でするものなので、あまりやる気も出ず、どんどん上手になるということはない場合もあります。

2.子供がピアノを好きなことが一番のポイント

ピアノが上手くなるのに一番の素質は子供がピアノを大好きな事です。

ピアノの音を聴く力があっても、音楽的な勘が鋭くても、本番が強くても、ピアノが好きではなかったら、ピアノの練習は苦痛になってくるでしょう。

ピアノが上手くなるためには、ピアノが好きかどうか、「ピアノが大好き」というのが、一番のピアノが上手くなるための素質ではないでしょうか。

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