指番号とは? | ピアノが上達する練習法

ピアノの楽譜には、音符の上または下に番号が書かれていることがあります。

これはその音符をどの指で弾くのか指示したもので、指番号と呼ばれています。

「指番号とは? |ピアノが上達する練習法」では、指番号について説明します。


1.各指番号が示す指

ピアノを弾く指は両手あわせて10本ですが、指番号は指の種類を表しているため、1番から5番まであり、1は親指、2は人差し指、3は中指、4は薬指、5が小指を表しています。

手の甲を上にして両手を広げた場合、内側から外側に向かって1、2、3、4、5と並んでいることになります。


2.音符が先? 指番号が先?

楽譜を見るとき、音符の確認が先か、指番号の確認が先かと考える方もいらっしゃると思いますが、どちらでも構いません。

「ド」の音を「1」の指で弾くのか、「1」の指で「ド」の音を弾くのかの違いですので、譜読みの段階では大差ありません。


3.指番号は体で覚える

さて、指番号を見て、考えずに指を動かせるようになるには、指番号を体で覚えるしかありません。

以下に、体で覚える練習法をご紹介します。


1.楽譜にメモする

ピアノの初心者にとっては、なじみのない指番号よりも、親指の「親」、人差し指の「人」、中指の「中」、薬指の「薬」、小指の「小」のような記載の方がわかりやすいと思います。

このような場合は、指番号を体で覚えてしまうまでの間は、楽譜に書かれている指番号の横に手書きで「1(親)」、「2(人)」、「3(中)」、「4(薬)」、「5(小)」のように追記するところからはじめます。

初心者用のピアノ教本では、上記のように指番号と指が併記されているものもありますので、それらを利用するのもよいと思います。

そのうち、わざわざ楽譜に書き込まなくても、どの番号がどの指を指示しているのかわかるようになりますので、書くのが面倒になってくるはずです。


2.壁に貼り付ける

面倒なことは、やめてしまいましょう。

どの番号がどの指を表示しているかを楽譜に書き込まなくても大体わかるようになれば、書き込むのをやめて、そのかわりに、目に付くところに両手に番号をつけた絵を貼り付けておいて、迷った時、いつでも確認できるようにしておきます。

こうすることで、書き込むわずらわしさから開放され、わからなくなった時でも、すぐに確認することができますので、便利です。

指番号の種類は5つしかありませんので、それほど苦労することもなく体で覚えられます。

ピアノの指番号の練習法は、楽譜に指の略語を書き込んで、指番号と指を連結することと、壁などに指番号の絵を貼り付けて必要な時に確認することでした。

壁に貼り付けた絵もそのうち見る必要がなくなりますので、指番号をマスターした記念に指番号の絵をはがしましょう。

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