ピアノを弾く時の指が反り返る理由と対処法
ピアノ初心者の人は、手の形を丸くして指を立てて弾くことが難しいです。
それが身につけばピアノはとても上達します。
しかし実際、指を立てて弾こうとすると指が反り返ることになってしまいます。
ピアノを弾くとき指が反り返る理由とその対処法をお伝えします。
1.正しい指の形
ピアノを弾くときの正しい指の形は、指を立てることです。
鍵盤に指を置いたときに指の爪が上を向いているのではなく、自分の体と真向かいの方に爪が向いていなければいけません。
この状態が正しい指の形です。
しかし初心者の人やお子さんですと、この状態でしっかりした音を出そうとすると指は反り返ってしまいます。
なぜ指が反り返ってしまうのか次の項目で説明していきます。
2.ピアノを弾くときの指が反り返る理由とその対処法
指が反り返るのは、特に小さいお子さんが多いです。
では反り返る理由とその対処法をお伝えしていきます。
1.反り返る理由
正しい指の形は指を立てることです。
指を立てるということは、指先で鍵盤を弾くことになります。
指先に力がないとしっかりと音を出すことができません。
しかし初心者やお子さんは指先に力がなく、きちんと音が出ないので指の腹で弾こうとしてしまいます。
その結果、指の腹だけに力が入るので指が反り返ることになってしまいます。
2.反り返らないためにすること
先ほどの正しい指の形で説明した通り、鍵盤に指を置いたときに爪が自分の体と真向かいの方に向くようにしましょう。
爪が上を向いていると反り返ることになります。
そして指の腹で弾くのではなく指先で弾くことを意識してください。
お子さんの場合、この正しい指の形でピアノの重たい鍵盤を弾くのはとても難しいと思いますが毎日少しずつでいいので正しい指の形を覚えるようにしてください。
では指先で弾けるようになるために毎日どのような練習をすればいいのか次で説明します。
3.指を立てて弾く練習
ハノンを使って練習します。
ゆっくりのテンポで、1本1本の指を意識しながら弾きます。
この時、体や腕はリラックスした状態で指先だけに集中して弾きます。
とても根気のいる練習ですが毎日少しずつでもやっていれば正しい指の形が身につくでしょう。
正しい指の形が身についたら、綺麗な音色を出すことができますし、難しいフレーズも無理な力を入れずに弾くことができるので、ピアノの上達につながります。
ここで補足ですが、小さいお子さんで指が反り返ってしまうのは仕方ないと思います。
まだ成長段階で指先の力もなく、指の腹で鍵盤を弾くのが精一杯でしょう。
初級レベルのお子さんたちにはまず音楽が楽しい、ピアノって素敵だと思ってもらう方が重要ですので、指の形が正しい形でなくてもそのことばかりやる必要はないと思います。
毎日の練習の中で、親御さんが少しずつ声をかけてあげて正しい指の形を覚えていってほしいと思います。