独学で学ぶジャズピアノの上達練習法
ジャズってよくわからないけど、とにかく弾いてみたいということってありますよね。
本記事では、独学でも楽しみながらジャズピアノを体感できるの練習法についてご紹介します。
1.ジャズアレンジのピアノ曲集を弾いてみる
とりあえず何でもいいからジャズピアノを弾きたい、ということであれば、ジャズアレンジされたピアノ曲集を練習するのがよいでしょう。
ジャズ的な感覚を手っ取り早く身につけることができる練習法です。
耳コピをしてみるのもよい練習になりますが、何しろ音が複雑でとんでもなく時間がかかってしまいます。
CD付の楽譜であれば、まず耳で聞いて、楽譜で音を確認して、自分で弾いてみて、なるほど、こう弾くとこんな響きになるのかと確認するだけでも、耳は鍛えられていきます。
ジャムセッションができるようになるには、耳も鍛える必要がありますので、模範演奏付の楽譜を購入することをお勧めします。
2.ジャズアレンジを研究する
ジャズアレンジされたピアノ曲集を練習することの恩恵は、実はこれだけではありません。
ジャズとは、基本的にアドリブなので、最終的には楽譜はコードネームだけになります。
さらに、ジャムセッション中には、そのコードさえその場の雰囲気で変化して行きますので、楽譜なんかあっても無駄になってしまいます。
そのためには、コードネームやコード進行についてもよく理解しておかなければなりません。
ジャズアレンジされたピアノ曲集には、たいていコードネームもつけられていますので、そのコードについても目を向けるようにしましょう。
まず、コードネームに焦点をあててみましょう。
そのコードネームが表している音をすべて弾いてみると、どういう響きになるのか、楽譜ではどの音が省略されているのか、どういうヴォイシング(音の配置)になっているかを観察してみましょう。
コード進行に焦点を当てて、どのような理屈で次のコードに移っているのかを考えて見ましょう。
アドリブのようなソロがある場合は、スケールがどうなっているか、バッキングはどのようになっているか、そのタイミングはどうかなど、様々なことを教えてくれるのがジャズアレンジされたピアノ曲集なのです。
大切なのは、わからないところは、理論書などを読み進めるうちにわかるようになってくるものですので、その時、その時にすべてをわかろうとしないことです。
ジャズアレンジされたピアノ曲集を活用する練習法で、楽しみながらジャズピアノを学びましょう。