ピアノを習わせるなら子供の耳が成長しきる前が良いの?

絶対音感を付けるならピアノの早期教育が必要!とよく言われます。

ここではピアノと子供の耳との関係を書いていきたいと思います。


1.子供の耳はいつまで成長するの

良く絶対音感を付けるには早期教育が必要と言われます。

実はこどもの耳は3歳ぐらいから6歳の間に大人の耳に成長しきってしまうことから早期教育が必要と言われているんですね。

なので小学校高学年で絶対音感の訓練をしても、効果はあまり期待できないということです。

御茶ノ水大の調べた結果、小学校6年生から訓練して絶対音感がついた人はいなかったようです。


2.子供の耳が成長する時期にピアノを習わせなかったと落ち込む必要はなし

絶対音感が付きやすいとされている時期にピアノを習わせなかったと落ち込む必要はありません。

実は音大出身のピアノ講師が全員絶対音感が付いているかというと実際はそうでもないんですね。

確かに絶対音感が付いている人も沢山いますが、絶対音感がない人が、絶対音感が付いていないからと言って聴音(耳コピ)が出来ないわけではないんです。

実は絶対音感がない人がどうやって聴音(耳コピ)しているかというと、相対音感という方法で音を取っているんです。

相対音感とは、基準となる音とその名の通り相対的な音程によって高さを識別する能力のことで、ほとんどの人に備わっている能力と言われています。

また、クラッシックのピアニストは絶対音感を持っている人が多いのですが、逆にジャズピアニストは、相対音感を持っている人が多いようですね。

また絶対音感を持っている人が移調が苦手という話もちらほら聞きますが、たぶん、具体的に聴いたことがある調でしか受け付けないからなんじゃないでしょうか。

ピアニストを目指すとかそういうつもりがないのなら絶対音感だろうが相対音感だろうがあまり関係ない気がします。

それよりも音楽を楽しむことが大事だと私は思います。


3.子供の耳の成長に合わせてピアノを習わせたい!

ここまで子供の耳の成長などについて書いてきましたがいかがでしたか?

子供の耳に合わせてピアノを習わせることは大変良いことだと思います。

ただ、良く絶対音感を身に付けさせたいという親御さんの必死さには正直疑問です。

絶対音感よりも音楽を通して身に付けてほしいこと、ありませんか?

音楽を聴いて、素敵なメロディーが心を打ったり、そういうことの方が大事な気がします。

その心の豊かさを音楽を通して育ててほしいなと思います。

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