ピアノ初心者を指導する時のコツ

ピアノ教室を開いたり、近所の子供に教えたりなど、ピアノ初心者へ指導をする機会はいくらでもあるでしょう。

しかしながら、ピアノは感覚で身に着ける部分も多く、他人に教えるとなるととても大変です。

そんなピアノ指導の上で、注意点やコツを紹介しようと思います。


1.ピアノ初心者を指導する上での注意点

ピアノ初心者を指導する上で、最も大切なことは、相手の気持ちに寄り添ってあげることです。

当たり前のことと思うかもしれませんが、これが意外とできません。

初心者は経験者が思っている以上に、ピアノを弾くのが難しく、大変です。

経験者の人達には容易なことが、本当にできません。

中々上達しないこともあります。

それに対して、決していらだった様子を見せてはいけません。

指導の一環として、相手にあった方法だと考えた上で行うのならば良いかもしれませんが、普通の人ならば委縮して、ますます弾けなくなってしまいます。

ピアノ初心者を指導するには、根気と忍耐力が必要です。

相手にピアノの魅力を教える為にも、余裕を持って、楽しく指導しましょう。


1.ピアノ初心者を指導する上でのコツ

ピアノは最終的には自分の感覚でつかむものですが、いくつか指導する時のコツはあります。

全ての人に当てはまるわけではありませんが、参考にしてみて下さい。


1.余計な力を入れさせず、正しい形で

これは初心者がやってしまいがちですが、思いのほか指導しにくい事柄です。

初心者は一生懸命弾こうとするあまり、肩や手に力が入りすぎてしまったり、身体が強張ってしまったりしてしまいがちです。

その結果、うまく腕や指が動かなくなり、自由に弾けなくなってしまいます。

しかしながら、「力を抜いて」としか言いようがなく、言葉では説明しにくいのです。

また、正しい姿勢や手の形で弾かせるのも、難しいことの1つです。

正しい姿勢や手の形は、力の入れ方や抜き方、手や腕の動かし方が分かっていない初心者には逆に弾きにくく感じます。

ところが、これも言葉で言い表しにくく、感覚でとらえてもらうしかありません。

元の形に戻ってしまっても、根気よく直していきましょう。


2.手や指の動かし方を教える

これは、経験者にとっては当たり前ですが、初心者には意外とできていないことです。

例えば、右手で「ドミソ」の和音から「ドファソ」の和音に変える時、経験者ならば無意識に「ド」の音を基点にして弾き直します。

ところが、初心者はここで1度全ての音を離してから弾こうとするのです。

その結果、和音を素早く見つけられず、次の音に移れないということが多々あります。

このように、経験者の人が無意識にやっていることを見つけ出し、初心者に詳しく教えてあげるのは非常に有効です。

ちょっとしたコツを教えただけで、大きく上達することもあります。

初心者を指導する前に、自分のピアノの弾き方をよく観察してみてはいかがでしょうか。

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