ピアノ初心者が最初に始めること
ピアノを始めたいけどどうしたら良いか分からない、最初に何をすればよいのか困っているという初心者の方も多いのではないのでしょうか。
ここでは、ピアノ初心者の方が、最初にするべきことを紹介します。
1.音楽記号を覚えましょう
ピアノ初心者が最初にすることと言えば、音符や音楽の記号を覚えることです。
本当に初心者の方だと、音符が読めない、音の長さが分からないという方もいるでしょう。
これは、特にコツはありません。
ピアノと向き合いながら、ただひたすら覚えて下さい。
強いて言うのならば、経験者の人に教えてもらうのが1番です。
特に音の長さについては、本などだけでは分かりにくいです。
身近にやっている人がいるのならば、聞いてみましょう。
また、どうしてもリズムが分からないものは、動画サイトなどで音源を見つけてしつこく聴くのも良いでしょう。
最近では、初心者向けの練習曲でも、動画サイトに載っていることがあります。
周りに聞ける人がいないのならば、どんどん活用しましょう。
2.練習曲を弾きましょう
どんなスポーツや勉学でも大切なのは、基礎力です。
ピアノでもそれは変わりません。
ピアノには、普段人々が舞台上で弾いているような華やかな曲とは別に、「練習曲」という、基礎力を上げる為の曲集があります。
正直、有名なものは少なく、地味でつまらなく感じることもあります。
しかし、舞台や発表会で華々しく弾いている人たちも、裏ではこのような練習曲を地道に練習し、その末にあのような演奏ができるのです。
上達したいならば、基礎練を怠ってはいけません。
初心者の人こそ、最初からピアノの基礎練を組み込みんでいきましょう。
初心者向けの練習曲としては、「バイエル」があります。
ピアノに必要な感覚を、丁寧に養うことができます。
必ずしもすべてやる必要はありません。
自分に合っていそうなところから、進めていきましょう。
3.自分の好きな曲を弾きましょう
「基礎力が大切」と述べましたが、それだけでは退屈してしまうのも事実です。
モチベーションが下がってしまって、ピアノを止めてしまっては元も子もありません。
練習曲と一緒に、初心者向けの曲も弾いてみましょう。
その際の、進め方を以下に書きます。
これは、どんな曲でも共通なものと思ってください。
1.片手ずつ弾きましょう
まずは、片手ずつ音を追うことから始めましょう。
つい、この工程を飛ばしがちですが、実はとても大切な作業です。
片手で弾けないものを、両手で弾けるわけがありません。
中には、両手で弾いていくうちに弾けるようになるという人もいますが、これはとても危険な考え方です。
いきなり両手で弾くことは、音のミスやテンポのズレを生じさせます。
最終的な完成度を上げたいのならば、ここでぐっと我慢して、丁寧に音を見ていきましょう。
2.両手で弾きましょう
片手で止まらずに弾けるようになったら、両手で弾いてみましょう。
速くなくて良いです。
ゆっくりでいいので、間違いなく、丁寧に弾いてみて下さい。
初心者の方は特にこの作業で苦労するかもしれませんが、片手で良く弾きこんでいれば、間もなく弾けるようになるはずです。
どうしても弾けない場合は、もう1度前の練習に戻って、片手ずつ弾いてみましょう。
必ず弾けるようになりますよ。
3.強弱やペダルをつけましょう
ここまで来たのならば、いよいよ弾きこんでいく段階です。
楽譜には様々な音楽記号が書いています。
最初はそれに沿って進めていきましょう。
そのように色々な曲を弾いていくうちに、表現力が上達していきます。
深みのある表現を目指して、頑張りましょう。
5.テンポを上げましょう
これも、良く初心者がやってしまいがちなことですが、テンポを上げるのは1番最後です。
決して、焦って無理なテンポで練習してはいけません。
すらすら弾けるようになり、強弱も大体つけられるようになってから、徐々に徐々にテンポを上げていきましょう。
ピアノで何よりも大切なのは、丁寧弾いていくことです。
根気よく練習していけば、最後には満足な仕上がりになると思いますよ。