初心者のためのピアノコードの弾き方と練習方法
ピアノ伴奏を頼まれて楽譜をもらったら、「ピアノのパートがなく、コードだけが付いていて、何の音で、どんな弾き方をしたらよいのかわからない」なんてことありませんか。
私も子供のころに、そのようなことがあって困ったことがありました。
今回は、私の過去の経験も踏まえ、ピアノの伴奏にコードしかついていなかったら、ピアノはどう弾いたらいいのかをお話しします。
1.コードについて
ここでは、もっとも簡単な基本のコードについて説明します。
ギターやジャズピアノをやっている方なら、よく知っているコードですが、クラシックピアノ習う上では、あまりコードには、お目にかかりません
「コードとは、ピアノで使う、和音のこと」こう聞くと、少しわかりやすくなるのではないでしょうか。
1.メジャーコード
メジャーコードはC D E F G A Bと書かれています。
C D E F G A B は ド レ ミ ファ ソ ラ シ のことで、メジャーコードとは、長音階で使う和音です。
例えば「C」は、ドから始まる長音階の和音なので 「ドミソ」 「G」は、ソから始まる長音階の和音 で 「ソシレ」です。
2.マイナーコード
マイナーコードはCm Dm Em Fm Gm Am Bmです。
アルファベットは、メジャーコードと同じですが、マイナーコードとは短音階で使う和音で、mの小文字がくっついています。
例えば「Cm」はドから始まる短音階「ド レ ♭ミ ファ ソ ♭ラ (♭)シ ド」の和音ですので「ド ♭ミ ソ」です。マイナーコードは「メジャーコードの真ん中の音を、半音下げる」と覚えても良いです。
3.セブンスコード
先ほどのメジャーコードに、7番目の音をつけた和音です。
C7だと「ド ミ ソ シ」となるのですが、クラシックピアノではあまり出てこないかもしれない和音、私は少しジャズっぽいハーモニーに感じます。
4.サスフォー
メジャーコードの和音の真ん中の音を、半音上げた和音です。
Csus4とこのように書かれますが、「ド ♯ミ ソ」、 Fsus4なら「ファ ♯ラ ド」ですが、この和音も、クラシックではあまり出てきません。
2.コードを使ってピアノ伴奏を上手に弾く練習
難しいコードがあったらどのような弾き方をするのか、そして、どのように練習したらいいのかを考えていきます。
先ほど説明したコードは、もっとも簡単な基本のコードで、コードはまだまだありますし、もっともっと複雑です。
ジャズピアニストやギタリストは、いろんなコードを全部覚えていて即座にそのコードに指が反応します。
そんなふうに、コードで弾けるようになりたいなら、コードを覚えて、指が即座に反応するようにコードが上達するように練習を積み重ねるしかありません。
でも、ピアノ伴奏で難しいコードが出てきて困った時は、そのコードをパソコンや本で調べて、書き留めるなどして、出てきたコードからしっかり覚えていくのがいいでしょう。
コードを見て伴奏出来るように、必要なコードを練習して覚えていきましょう。
また、ピアノで伴奏する時に、そのコードの音を、1和音でジャーンと弾くだけでもいいですが、そのコードで使われている音を分散させたり、リズムをつけたりして弾くなど、伴奏の弾き方としていろいろアレンジしてみるのも良いかと思います。
ピアノの上達と合わせて、コードで弾く事も少しずつ上達できるよう勉強すると、ピアノの勉強の幅も広がりますね。