泣きながらピアノを練習する子供の対処法
子供がピアノを練習する中でうまく弾けなくて泣きながら練習していることはありませんか?
泣いてしまっては練習もなかなか前に進まず上達しません。
このように、泣きながらピアノを練習している子供にどのように対応すればいいのかお伝えします。
1.泣きながらピアノを練習する子供の心
どうして練習中に泣いてしまうのでしょうか。
それは思い通りに弾けなくて泣いてしまう悔し涙です。
例えば、何度も繰り返し練習しているのに指使いがうまくいかずどうしても弾けない、うまく両手で弾けない、必ず同じ場所で間違える、など原因はたくさんあります。
しかしどれも同じ「弾けなくて悔しい」のです。
悔しい気持ちがあるから泣きながらでも練習を続けるのです。
決してピアノが嫌いでやりたくないという気持ちで泣いているわけではありません。
その気持ちをわかってあげた上で、ではお母さんはどんな風に接してあげれば子供は練習に取り組みピアノを上達させることができるのか次の項目でお伝えします。
2.泣いてしまった時の対処法
お子さんがピアノの練習の時に泣いてしまって練習が進まないという時、子供にとってお母さんが大きな力になります。
そこで泣いてしまった時の対処法として3つ挙げたいと思います。
1.お母さんが受け止めてあげる
泣いている時というのは気持ちが高ぶっていて冷静ではありません。
それは大人でも同じですね。
そういう時はお母さんが冷静になって「弾けなくて悔しい」気持ちを受け止めてあげましょう。
「弾けなくて悔しいね」「何度もチャレンジしてるのにうまくいかないね」とお子さんの気持ちに寄り添ってあげてください。
それだけでもお子さんは「お母さんは自分の気持ちをわかってくれた」と安心します。
自分の気持ちを共感してもらうことは嬉しいことです。
お母さんの少しの声かけで、お子さんの気持ちは落ち着きます。
2.違う練習の仕方を提案してあげる
お子さんが泣き止んだら、次はどうしたら弾けるようになるかお子さんと一緒に考えてみましょう。
まず「何回も弾いて練習した」ことを褒めてあげましょう。
「弾けるようになりたいからいっぱい練習したんだね。お母さん嬉しいな」
とお母さんが嬉しいという気持ちを伝えてあげるとお子さんも嬉しい気持ちになります。
そしてお母さんから「こんなふうに練習してみたら?」と提案してあげましょう。
両手ができなかったら片手ずつの練習に戻ってみる、どうしても弾けないところがある箇所は指番号を確認してゆっくり弾いてみる。
お母さんが横でみてくれていることで、子供は落ち着きを取り戻し少しづつ出来るようになります。
3.見守る
お母さんが寄り添ってあげても、どうしても泣き止まない時は見守るしかありません。
なかなか泣き止まないとお母さんの方もイライラしてしまいますが、ぐっと我慢してください。
弾けなくて悔しい気持ちは、上手くなりたい気持ちがある上での感情です。
そのことを理解して、見守ってあげてください。
見守るのもお母さんの優しさです。
お子さんが泣きながらピアノを練習しているのは頑張っている姿です。
お母さんは優しい気持ちでお子さんに寄り添い、見守ってあげてください。