ピアノの楽譜の読み方【長調と短調編】
長調と短調って何のことでしょうか。
おそらく、学校の音楽の授業でも聞いたことあるのではないかと思います。
長調と短調はピアノというより音楽を勉強する上で結構重要なことで曲に取り掛かる前にきちんと確認したいところです。
ここでは長調と短調について説明したいと思います。
1.楽譜の長調、短調を確認し早くピアノを上達しよう
楽譜をじっくり眺めてみたことはありますか?
楽譜をみるとまずト音記号やヘ音記号という大きな記号があります。
そのあとに♯や♭が書いてありませんか、これが今回ご紹介する長調や短調に大きくかかわる記号です。
ここでは記号や長調と短調との関係について触れたいと思います。
1.長調と短調っていくつあるの?
長調短調合わせて24あります。
1オクターブが、ピアノの白鍵と黒鍵をあわせて12です。
そして、その12の音についてそれぞれ長調と短調がありますので24となります。
しかし、異名同音調というものがあり、嬰ロ長調は実際に音を出すとハ長調です。
ここでは異名同音調は含めず説明したいと思います。
2.調号とは
調号とは拍子記号の前に書かれている♯や♭記号のことです。
臨時記号と異なり、小節線を越えて有効で臨時記号と異なり、異なるオクターブの音にも有効です。
2.長調と短調の違い
長調と短調の違いですが、長調はなんとなく明るい曲調で短調はなんとなく暗い曲調です。
皆さんお馴染みの「ちょうちょ」は明るい曲調ですよね、これは長調です。
ベートーベンの有名なピアノ曲月光の第一楽章は暗い曲調です、これは短調ですね。
3.調号がない調
シャープもフラットもついていない調は2つありハ長調とイ短調になります。
4.シャープ系の調号
調号にあるシャープの個数で何調かわかります。
♯1個 ト長調 ホ短調
♯2個 ニ長調 ロ短調
♯3個 イ長調 嬰へ短調
♯4個 ホ長調 嬰ハ短調
♯5個 ロ長調 嬰ト短調
♯6個 嬰ヘ長調 嬰ニ短調
♯7個 嬰ハ長調 嬰イ短調
5.フラット系の調号
調号にあるフラットの個数で何調かわかります。
♭1個 ヘ長調 ニ短調
♭2個 変ロ長調 ト短調
♭3個 変ホ長調 ハ短調
♭4個 変イ長調 へ短調
♭5個 変ニ長調 変ロ短調
♭6個 変ト長調 変ホ短調
♭7個 変ハ長調 変イ短調
2.ピアノ楽譜の長調と短調は大事です
音楽において長調と短調は曲の初めに書かれており、とても大事なことをお分かりいただけたでしょうか。
初めにハ長調だとわかって弾くのとわからず弾くのは曲を理解するという点では雲泥の差です。
その曲の情報を知る意味でも、何長調か何短調かは是非調べてくださいね。