ピアノで素敵なワルツの弾き方
華やかなピアノ曲が多いワルツ。
弾いていると明るい気持ちになりますよね。
そんなワルツを素敵に弾く方法を、ご紹介します。
1.ワルツとは
ワルツとは、3拍子の優雅な円舞曲を指します。
円舞曲というだけあって、華やかで明るいものが多いです。
難易度は様々ですが、左手で3拍子を刻みながら軽やかに右手を動かすため、しっかりと弾くためにはそれなりの上達度が必要でしょう。
しかしながら、中級くらいなれば弾けるものもかなりあり、表現の幅を広げるためにも是非1度は弾いてみたいものです。
2.素敵なピアノワルツの弾き方
1.3拍子を意識する
ワルツの1番の特長ともいえる3拍子。
多くの場合、左手に3拍子を刻ませます。
拍には、「強拍」「弱拍」というものがあり、3拍子の場合は最初の1音が強拍、残りの2音が弱拍となります。
ピアノでワルツの感じを出すためにも、これらを意識した弾き方は大切です。
しかしながら、必ずしも強拍を強く弾き、弱拍を弱く弾くわけではありません。
あくまで、1音目が強調され、残りの2音が流れるという事です。
曲の種類によって、「1音目は重く、残り2音は軽く」や「1音目は上向きに、残り2音は下向きに」など、ピアノの弾き方を変えられると、そのワルツ特有の感じが出て良いでしょう。
2.縦と横のリズムを意識する
ワルツにおいて、リズム感を表現するのは大切な事です。
まずは上でも述べたように、3拍子を意識してみましょう。
それとは別に「縦と横のリズムを意識する」という方法があります。
ワルツで男女が踊る様を想像してみて下さい。
横に移動すると共に、縦にも揺れているのが思い浮かべられるでしょうか。
ワルツを弾く時に、横のリズムは意識できていても、縦のリズムはあまり気にしていない人が多いように思えます。
よりリズム感を出したいのならば、縦のリズムも表現できるようにしましょう。
3.軽い音で
曲によりますが、ワルツは華やかでリズミカルな場合が多いです。
音色にはよく注意しましょう。
フォルテやフォルッテシモを弾く時などは、音が重くなったり、下方向に落ちてしまったりしまいがちです。
ワルツの音色のイメージは「軽い」「上向き」です。
音を遠くまで飛ばすつもりで、指を立たせ気味で弾くと良いでしょう。
スタッカートや同音連打なども、べったりとした音にならないよう注意して下さい。
ワルツはテクニック的にも表現的にも上達できるので、是非1度挑戦してみましょう。