ピアノで綺麗な音色を出す練習法
ピアノは鍵盤を押せば音はなります。
しかし弾く人によって音色が違うのはご存知でしょうか。
綺麗な音色は、聴いている人の心に響きます。
ピアノを演奏する上で、綺麗な音色を出すための練習法をお伝えしたいと思います。
1.ピアノは様々な音色を奏でられる
ピアノの音色というのは、その人の手の形、大きさ、タッチの強さ、指が鍵盤に触れる面積、その人の音に対するイメージ、そういったものが総合されて音色になります。
鍵盤を丁寧に弾く人は音も綺麗です。
逆に鍵盤を乱暴に弾く人は音も乱暴な音になります。
ピアノを上達させるには、美しい音色を出さなければなりません。
ではどうやって綺麗な音色を出せるのか、具体的に次の項目で挙げます。
2.ピアノで綺麗な音を出す練習法
綺麗な音を出すには、まず自分にとってどんな音が綺麗な音なのかを知っておかなければなりません。
綺麗な音を出す練習法としてやるべきことの3つをお伝えします。
1.ピアニストの生の演奏を聴きに行く
自分はどういう音色で弾きたいのか理想の音を見つけるために、ピアノのコンサートにたくさん出向きましょう。
コンサートはピアニストの生の音を直接体感できるので感性を育てます。
そして生のピアノ演奏はピアニストの表情や息づかいなど臨場感を味わうことができます。
「自分もこんな美しい音色で弾きたい」と良い刺激になるでしょう。
たくさんの音色を聴いて自分の理想の音を探してみましょう。
2.イメージする
こんな音色を出したい、それをイメージしながら弾く練習をしましょう。
イメージするのはとても重要です。
優しい音を出したいときは優しい気持ちになる、音を響かせたいときは遠くの方に音を届けるイメージを持つ、元気な音のときは子供が行進している様子、寂しい音のときは寂しい出来事があった時の自分の感情を思い出して、などどんな音でもイメージしてから音を出してみましょう。
イメージして弾いた音はとても丁寧で、何も考えずに弾いた音との違いは明らかです。
丁寧ということはまずタッチが優しいので乱暴な音にはなりません。
タッチが乱暴だときつい音が出てしまい音楽の流れが非常に悪くなります。
自分の感情を指先に込めてイメージして弾く練習をしましょう。
3.音色を自分で聴く
イメージして感情を込めて弾いた音、それを自分の耳でしっかり確認しましょう。
本当に自分の理想の音が出ているのだろうか、演奏を聴いてくれている人に伝えたい音を伝えられているだろうか、何度も弾いて自分で確認し納得いく音色を探してください。
ピアノの音色は1人1人違いますし、また年齢を重ね経験を積んでいくうちに変化していきます。
ピアノを上達させるためには是非自分の音色にこだわりを持ってください。
そして演奏する際にはその曲の音色のイメージを大切にして、聴いている人の心に響くような演奏を目指しましょう。