ピアノを上達させるためのヒント
同じ曲をずっと弾いているのに全然弾けるようにならない、いつまでたってピアノが上達しない。
そんな風に悩んではいませんか。
もしかすると、練習の方法が良くないのかもしれません。
今回は、ピアノが上達しないで悩んでいる方へのヒントをご紹介します。
1.練習時間を増やす
ピアノを上達させるための1つ目のヒントは、「練習時間を増やす」という、最も単純で効果的な方法です。
ピアノは結局のところ、練習時間がものを言います。
どんなに上手な人でも、勘の良い人でも、少ない練習時間で弾けるという事はありません。
上達しないと思ったら、まずは練習時間を増やしてみて下さい。
ピアノの腕を鈍らせたくないのならば週に1回、上達させたいのならば週に3回以上弾くようにしましょう。
2.「考えて」練習しましょう
まずは練習時間を増やすのが第一ですが、ただ練習時間を増やせば良いというわけではありません。
自分では練習しているつもりでも、実はだらだらと練習していたり、得意なところばかり弾いていたりはしませんか。
せっかくの練習時間を無駄にしないためにも、「譜読みを終わらせる」「苦手なパートを克服する」など、しっかしりとその日の目標を決めて練習に取り組むようにしましょう。
さらに、例えば「苦手なパートを克服する」といっても、ただそのパートを何度も何度も弾けばよいというわけではありません。
「なぜうまく弾けないのか」「どう弾けば弾きやすいのか」を、ちゃんと考えながら弾くようにして下さい。
良く自分の弾き方を観察してみると、「いつも黒鍵で外している」「毎回右に行き過ぎている」、など「弾き方の癖」が見つかります。
それが見つかれば、「黒鍵の音を外さない」「少し左よりに弾く」など、具体的な克服方法が分かるでしょう。
ピアノは上達すればするほど、練習の質が大切になってきます。
練習時間を増やしてもうまくならないと思ったら、それはただ弾いているだけでは上達しないレベルまで来たということです。
その時は、練習時間を増やすとともに、「考えて」練習するようにしましょう。
3.自分のレベルに合ったものを弾く
なかなか上達しない人にありがちなのが、自分のレベルに合わない練習をする事です。
ピアノは積み重ねが大切な楽器です。
自分のレベルより上の曲を、無理矢理弾いたからと言って、飛躍的に上達するという事はありません。
自分のレベルに合わない曲を弾こうとすると、いつまでたっても上達せず嫌になってしまったり、弾き方にはおかしな癖がついてしまったりします。
うまく上達しないという人は、自分の弾いている曲や、練習曲を見直してみましょう。
昨今は、様々な曲が出版されています。
きっと、自分の好みとレベルにぴったりな曲が見つかりますよ。
4.モチベーションをうまく保つ
ピアノを上達させるための最後のヒントは、「モチベーションをうまく保つ」です。
上達しにくくなると、どうしてもモチベーションが下がってしまいます。
個人での練習が多いピアノにおいて、モチベーションを保つというのは、とても大切な事です。
ピアノでモチベーションを保つのに有効なのは、「他人の生演奏を聴く」「自分の演奏を聴いてもらう」Sです。
他人の生演奏は、理由無しに自分のモチベーションを上げます。
特に、自分が感動する演奏を聴けば聴くほど、自分もそんな演奏をしたいと思うようになるでしょう。
これは、動画やCDではなかなか感じられません。
自分の目の前で、リアルタイムで弾くのを見なければいけません。
プロのコンサートに行ってもよいですし、最近ではアマチュアの無料コンサートも多いですね。
機会を見つけたら、ぜひ行ってみましょう。
同じように、自分の演奏を他人に聴いてもらうというのも、モチベーションを上げられます。
人前で弾くとなると、それなりの完成度でなければならず、それだけでも意味があります。
弾ききった時の達成感は格別ですし、自分の演奏を褒められても、批評されても、次へのモチベーションとなります。
少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、人前での演奏は考えている以上に様々な影響を自分に与えます。
よりピアノの奥深さを感じるためにも、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。