ピアノでペダルを弾く時のシューズについて
ピアノでペダルを踏む時のシューズ。
誤った選び方をすると、うまくペダルを踏めなくなってしまいます。
見た目だけでなく、ペダルの踏みやすさも考えて選びましょう。
1.男女共通の注意事項
1.サイズ
当たり前と言えば当たり前のことですが、自分の足のサイズにあった靴を選びましょう。
ピアノを弾く時は、重心を変えるために軽く立ち上がったり、フォルテを出すために踏ん張ったりと、
思っている以上に足を動かしています。
ソフトペダルを一部分だけ使用する場合などは、かなりせわしなく両足を動かさなければなりません。
足の移動がスムーズにいかなかったり、踏ん張れなかったりしては良い演奏はできません。
自分の足に合った、動きやすい靴を選びましょう。
2.かかとやつま先、靴底
ピアノのシューズ選びで、かかとは重要です。
かかとがすべるシューズでピアノを弾くと、力んだときにかかとの位置がずれ、ペダルを踏み外す可能性があります。
同じく、つま先の部分が厚く、感覚が鈍るようなものも、ペダルを踏み外しやすいです。
ペダルの上につま先を乗せた時に、ペダルの感覚を感じられるものにしましょう。
また、ペダルから靴が、滑り落ちてしまうようなものも良くありません。
靴底の滑りにくさも、よく確認しましょう。
靴の専門店に行けば、かかとや靴底の滑り止めも売っています。
必要に応じて買い揃えましょう。
1.男女別の注意事項
1.男性
男性の場合は、革靴を履く場合が多いと思いますが、革靴を履く時は、つま先のあそび、空間に注意しましょう。
あまりつま先が長いものを選ぶと、ペダルを踏む時に邪魔になります。
ちょうど良いものを選びましょう。
また、革靴を履く時は、くるぶし靴下などではなくちゃんとしたソックスを履くようにしましょうね。
舞台上ではかなり目立ちますよ。
2.女性
女性はとにかくヒールの高さに気をつけます。
ヒールは、本当にペダルを踏み外しやすいです。
ヒールによってかかとがぐらつくのはもちろん、ペダルを踏む時の足の甲の角度も変わってきます。
充分な練習時間がとれなかったり、初めての演奏会の場合は、無理をせずにヒールのないシューズを選ぶのが無難でしょう。
練習して、ある程度上達してきたら、少しずつヒールのあるものを使っていきましょう。
3.実際に履いてみましょう
普段、室内のピアノで裸足で練習している方が、演奏会などで靴で演奏する事になったのならば、必ず本番用の靴を履いて練習しておきましょう。
靴を履きながら弾くというのは、裸足で踏むのと比べてかなり感覚が変わってきます。
特に女性でヒールを履く方は、念入りに感覚を確認して下さい。
ピアノ演奏会でのシューズ選びは、ペダルを踏み外さないようにするという点が1番大切です。
自分の上達した演奏を、気持ちよく披露できるような靴が選べると良いですね。