ピアノの補助ペダルとアシストペダルそれぞれの特徴
身長の低いお子さんがピアノを弾くとき補助台を使ったり、ペダルを使うときは補助ペダルやアシストペダルを使います。
そのピアノの補助ペダル、アシストペダルなどそれぞれの特徴をお伝えしたいと思います。
1.補助ペダルの種類
ピアノの補助台は大きく分けて2種類あります。
1つは補助台、これは足を置くだけの台です。
2つ目は補助ペダル、これは補助台にペダルが付いていてペダルに足が届かない身長の低いお子さんでもペダルを使うことができます。
補助ペダルには、直接ペダルに取り付けるアシストペダルと呼ばれるものもあります。
では補助台、補助ペダルの特徴を詳しく説明していきます。
2.ピアノの補助台、補助ペダル、アシストペダルの比較
補助台、補助ペダル、アシストペダルの3点はそれぞれ特色があります。
それでは1つずつみていきましょう。
1.補助台の特徴
補助台は、足を置く台です。
小さいお子さんがピアノの椅子に座った時、足がブラブラ浮いた状態になり体が安定せず良い姿勢でピアノを弾くことができませんので補助台は必要です。
補助台はピアノの足元に置くだけなので設置が簡単です。
高さの調節は、ネジで回して調節できるものや段階に分けられているものがあります。
価格は補助ペダルに比べて安く、1万円以内で購入できますが、後にペダルを使用するようになって補助ペダルが必要になると買い換えなければいけません。
2.補助ペダルの特徴
補助ペダルは補助台とペダルが一体化しているので、ペダルを使わない時でも補助台として使用できます。
補助ペダルを設置するのは少しコツがいります。
特に、右のダンパーペダルと左のソフトペダルの両方を一緒に使用するとき、左右の位置を調整するのが難しいです。
コンクールや発表会の本番で、親御さんが設置しなければならないという場合は設置する練習を何度かしておかないと時間がかかってしまいますので注意してください。
高さの調整は補助台と同様、ネジで回して調整できます。
そして補助ペダルは価格が高いです。
コンクールなどでよく使われるM−60というモデルのものは4万近い値段で、補助台とは価格が大きく違います。
しかし補助ペダルを購入したほうがペダルの練習もできますので、ピアノの上達にはこちらの補助ペダルの方がいいかと思います。
3.アシストペダルの特徴
アシストペダルは、ペダルに直接取り付けるので実際のペダルの感覚で踏むことができます。
アシストペダルは、高さを調節できるアシストハイツールとセットで使用します。
それとアシストスツールという足台と組み合わせて使います。
それぞれ単品なので、身長が伸びてきたらアシストペダルだけ使うということもできます。
価格は補助ペダルよりは安く25,000円ほどです。
注意点はアシストペダルは小さいお子さんには使えません。
だいたい130㎝ぐらいの身長から使えます。
このように補助台、補助ペダル、アシストペダルにはそれぞれ特徴があります。
お子さんの身長、レベルに合わせて適正な補助台を選びピアノの上達に役立ててください。