補助ペダルの使い方と選び方 | ピアノが上達する練習法
補助ペダルとは、椅子に座った時にペダルに足が届かない子供でもペダルを使うことができるようにするために作られたものです。
補助ペダルについて気になることがあれば、「補助ペダルの使い方と選び方 | ピアノが上達する練習法」を参考にして下さい。
1.対象身長と年齢
ピアノの椅子に座った時、足が完全に地に着くように座れる身長は155cmくらいです。
それ以下の身長でペダル操作が難しい場合は、補助ペダルを使用することになります。
補助台にペダル機能がついたものであれば、110cmくらいから135cmくらいまで使用できます。
年齢にすると5~10歳前後になります。125cmくらいになると、ペダルに直接器具を取り付けるアシストペダルを使用することができますので、ペダル機能付補助台からアシストペダルに移行することになります。
補助台を使用する場合は、かかとの位置にも注意が必要ですので、購入の前に実際に試すことができればベストでしょう。
2.使用目的
ペダルがあるピアノと名のつくものであれば、グランドピアノでも電子ピアノでも補助ペダルを使用することができますが、補助ペダルは、機種によって台の重量や幅、台の昇降範囲やペダルの踏み心地などに違いがあります。
家庭用として使うのであれば、ピアノを弾く人が複数でなければ常時設置することになるので、重くても問題ありませんが、レッスン用や発表会に持参することは難しいですので、使用目的にあったものを選ぶことが重要です。
3.補助ペダルを使わなくても大丈夫?
どんなにあがいてもペダルに足が届かないような場合はともかく、椅子をちょっと低くしたり、少し浅く腰掛けて足を伸ばせばなんとかペダルを踏める、という身長になって初めてペダルを踏むような曲を発表会で弾くことになったら、子供はすぐ大きくなるし、補助ペダルを使うかどうか迷うようなこともあると思います。
ピアノは指だけで弾くのではなく、体全体を使って弾くものであるため、ペダルを弾くために姿勢を崩してしまったのでは、よい演奏はできませんし、いろいろな練習法も効果を発揮できません。
この時期の子供は体も速く成長しますが、精神的にもたくさんのことを吸収していく時期でもあります。
満足のいくパフォーマンスをするためには、いいピアノであることやきれいに着飾ることも必要ですが、よい音を出せてこそ満足できるものですので、そこはごまかさずにいきたいものですね。