和声ってなに?ピアノを上達するために和声は必要な練習?
和声って知っていますか。
あまりなじみがないかもしれませんが、簡単に言えば音楽の流れのことで、コード進行という言葉とにたようなものです。
この流れを多く知っていれば、ピアノを弾くときに役に立ちます。
それでは和声について、書いてみたいと思います。
1.和声とはピアノの演奏に役に立つ練習
和声とは一定の法則で進む音のことです。
和声を知っていると、次の音や和音の予測が大変つきやすく、初見演奏や譜読みに役に立つ場合があります。
また、和音を一つのかたまりでみるようになるので、一個づつ音を読んでいかなくても、和音やアルペジオをスムーズに読むことができます。
これはルールというより、こういう風に進んだ方が気持ちがいいよとかそういう感じです。
2.ピアノを上達するために使える和声の練習とは
一般的に和声とはメロディーに音を足していくことですが、ピアノの練習で和声を感じながら練習するなら、やはり、楽譜で使われている音を使って実際に和音で弾いてみることだと思います。
和音で曲の動きをとらえると、大きな決まった流れが見えてきます。
このある程度パターン化された和音の流れを沢山知ることで、ただ弾いているだけだった曲に色が付いたり、フレーズのなかに起承転結を感じられたりするようになるのです。
ところで和声では、ⅠⅡⅣⅤという記号を使うのですがこれは「ディグリーネーム」といいます。
またコード進行では、C Dm E とコードネームを使います。
3.和声を練習することはピアノ上達への早道です
和声を考えて弾くと、曲に説得力が生まれます。
曲を一つのお話と考えて説明すると、フレーズは一つの文章のようなものです。
和声を知ってピアノ練習をするということは、うわべだけでただ文章を棒読みしているのではなく、内容を理解して読んでいるということと同じなんですね。
普段から色々な曲を練習したり、聞いたりしていると、似たような弾き方や、似たようなフレーズに出会うこともよくあります。
同じ作曲家の若いころに書いた曲と、晩年に書いた曲はなんとなく違っていることが多いですし、同じころに書いた曲は似た曲も多いです。
例えばお馴染みのベートーベンの運命と、ピアノソナタ熱情は同時期に作曲されているそうです。
ダダダダーンのフレーズもピアノソナタ熱情の低音域に出てきます。
こういったことを調べて興味をもつことで和声についても深まると思います。
もしそういった違いに興味があって、余裕があれば和声を学んでみてもよいかもしれませんね。