太い指でもピアノが上手に弾ける方法
ピアノを弾く人の手は指が長くて細いというイメージがあるかもしれませんが、指が普通の人より太くても、黒鍵と黒鍵の谷間に指が入らないような太さでなければ、ピアノは弾けるのです。
指が太くて心配な方、「太い指でもピアノが上手に弾ける方法」で自信を持ってください。
1.指輪のサイズ27号でもピアノは弾ける
一般的に指輪のサイズは1号から25号までが設定されているそうですので、27号ともなれば規格外の大きさということになります。
27号ってどのくらいの大きさなんだろうと思って調べてみたら、なんと直径21.7mm、円周68.0mmなんだそうです。
指輪のサイズですので、PIP関節とMP関節の間の大きさということになりますが、ピアノを弾く指先となるとそのサイズよりもやや小さくはなるでしょうが、それでも太いですよね。
でも、こんなに太くてもピアノは弾けるんだそうです。
2.手を鍛えているスポーツ選手のほうがピアノを弾くのに有利
ピアノを触ったこともない人が2本の指で10秒間にどれだけ打鍵できるか調べてみたところ、80回から120回程度ですが、ピアニストだと140を軽く越えてしまいます。
ところで、柔道や柔術をしていてピアノを弾いたこともない選手がやってみると、1回目にして120回を越えたそうです。
これは、ピアノを弾く時に使う筋肉が鍛えられているからなのです。
3.ごつい手からはごつい音しか出ない?
指が太い、手がごついから、ピアノの繊細な音は出てこない、というイメージはとてもつながりやすいものですが、そんなことはありません。
太くてごつごつした指でも、やさしく弾けば優しくて繊細な音が出ます。
細くてしなやかで可憐な指でも、激しくたたけば荒々しい音が出ます。
ピアノは、あなたの心の姿を忠実に表現してくれるのであって、手の大きさや指の太さが音になって現れるわけではないのです。
もし、指が太いからピアノは上手に弾けないというイメージを持っているのであれば、まずはそれをなくしましょう。
自分が繊細で優しいピアノを弾きたいという気持ちがあるならば、そのように弾いている自分の姿をイメージトレーニングするような練習法もあってよいと思います。
4.指が太いほうが有利
ピアノは指や腕、体の重さ指に乗せて弾くものですので、指が大きいほうが指の重さも重いので、ピアノが弾きやすいはずです。
大きな音も出しやすいし、小さな音でも筋力があったほうが安定させやすいものです。
細くて筋肉のつきにくい指よりも、太くて筋肉のつきやすい指のほうがピアノ向きだといえるでしょう。
自身を持って、いろいろな練習法で技術を身につけていけば、太い指はピアノを弾くのに大きな助けになっていることがわかるはずです。