ピアノで演奏会本番までの指の整え方

ピアノを弾いているのならば、やはり演奏会やコンサートなど、人前で弾きたいですよね。

しかしながら、自分の中だけで弾くのと、人前で弾くのとでは、曲の完成の仕方が変わってきます。

ピアノでの演奏会本番までの指の整え方を、ご紹介します。


譜読み開始~本番2週間前まで

ここまではとにかく、曲を弾きこみ、表現を磨きましょう。

それまでのプロセスは人それぞれですが、週に2~3回弾く人が中~上級の曲に挑むならば、譜読みに1カ月弱、技術練習に2ヶ月、表現練習に2ヶ月ほどあると理想的でしょう。

より長く、より難しい曲を弾くのならば、もっと必要かもしれません。

曲の完成度を上げたいのならば、丁寧に譜読みし、技術的な練習にも表現的な練習にもしっかり時間をかけましょう。

演奏会にむけて練習をする場合は、練習の計画を立てるのは必須です。

演奏会までの残りの日数を確認し、無理なく上達できるような、現実的な計画を立てるようにしましょう。


本番2週間前~本番前日まで

本番まで2週間を切ったら、無理な練習や表現の変更は禁物です。

できるだけ2週間前までに仕上げきり、ここからはとにかく指の調子を整え、曲を崩さないようにしましょう。

ここが演奏会でピアノを弾く際の難しさなのですが、ピアノの演奏はピークを保ち続けるのが容易ではありません。

演奏会前の1ヶ月前に完成しきってしまうと、そこからはずるずると落ちていってしまいます。

ですので、本番2週間前までに仕上げきったら、そこからはピークが保てるような練習を無理せず続けましょう。

万が一、崩れてしまったり勘が鈍ったりした場合は、焦らずに初心に戻り、ゆっくりのテンポの練習や、基本の練習に立ち返りましょう。

そこで焦って、ひたすら速いテンポで何回も弾くと余計崩れて行く可能性があります。

焦らず丁寧に、感覚を調整していきましょう。


本番前日

本番前日も、基礎練習と数回通して弾いたら、あまり深追いしないようにしましょう。

変に弾きこんだりすると、おかしな癖がついたり、暗譜が不安になったりします。

軽く指の感覚をピアノで確認したら、本番に備えて早めに寝るようにしましょう。


本番当日~本番直前まで

演奏会当日は、時間に余裕を持って行動し、心身ともに整えておきましょう。

遅刻したり、用意がぎりぎりになったりすると、どうしても心に余裕がなくなります。

ただでさえ、緊張しやすい場面です。

不安要素は取り除いておきましょう。

また、必ず1度はピアノに触れておきましょう。

できるのならば、本番の1~2時間前に指を温められるとベストです。

できなくとも、なるべく本番に近い時間に弾くようにして下さい。

この時も無理は禁物です。

さらっと1回弾いたら、深く考えないようにしましょう。


本番

本番は、とにかく演奏を楽しみましょう。

特にホールなどで弾くのならば、なかなか普段では味わうことのできない音の響きを楽しむ事ができると思います。

今までの練習の集大成を見せるつもりで、思い切り伸び伸びと弾いてみて下さい。

演奏が終わった時の達成感は、格別です。

それが次のモチベーションとなり、よりピアノが上達するきっかけとなるかもしれませんね。

コメントをどうぞ

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ