ピアノの片手の練習法を試してみよう!
ピアノの先生に、「片手ずつ練習しなさい」と言われたことはありませんか?
今回は「ピアノの片手の練習法を試してみよう!」というタイトルで、片手ずつの練習の必要性と練習法を紹介しようと思います。
1.なぜ必要なの?
まず、なぜ片手ずつの練習が必要なのでしょうか?
ピアノは、両手で違う音を弾くため、それぞれ全部の音を意識して指を動かすということが、難しいからです。
右手でこれを弾いて、左手でこれを弾いて、ととても忙しいので、どの音もおろそかにならないために、片手ずつをよく弾けるようになるように、片手ずつ練習するのです。
片手ずつ弾けないと、両手ではもっと弾けませんよね。
ピアノに慣れるまでの初心者はもちろんのこと、慣れてからも、新しい曲を始める度に片手ずつの練習をやりますし、その曲が弾けるようになってからも、無意識にならによう、再三片手ずつで練習したりもします。
片手ずつの練習が、スポーツを始める前の準備運動のような役割を持っていると思います。
スポーツを始める前は準備運動で体をほぐしてからやりますよね。
それと同じです。
片手ずつの練習の必要性がお分かりいただけましたか?
面倒に思わないで、とても成果の出やすい練習法なので、試してみてくださいね。
2.練習法
では次に、実際の練習法について説明します。
片手ずつの練習は、二種類あります。
一種類目は、順番に右手だけ、左手だけ(順番はどちらが先でも可)と順番にやす練習ですが、これはみなさんすぐに思いつくと思います。
この練習法は、その曲にまだ慣れてない場合に、たくさんやると良いです。
もう一種類は、苦手な箇所の苦手な手のほうを集中的にやる練習法なのですが、例えば左手が追いついていない、と思ったら、左手、両手、左手、両手、という順で繰り返します。
この理由は、まず左手だけ弾けるようにして、その後すぐに両手でやってみることによって、両手で弾いても左手が弾けるようになっているか、試してみる必要があるからです。
一回で上手くいかなかったとしても、左手、両手と繰り返していくうちに、上達していくはずです。
両手の時に、今練習していないほうの右手が弾けなくなったとしても、一旦置いておいて、まずは左手ができるように続けてください。
左手が完璧になった後で、右手に取りかかるようにするほうが、それぞれを完璧にしやすいですよ。
音の多いピアノの曲を、全て完璧に弾くことは難しいです。
しかし、諦めずに片手ずつの練習を試してみていくうちに、上達していけるはずです。
ぜひ試してみてくださいね。