ピアノを練習する時の手の形のポイント
「ピアノを弾く時、手は丸くしましょう」ピアノ経験者の方であればよく言われたのではないかと思います。
正しい手の形を覚えて綺麗な音色を奏でる、それできたらピアノはぐっと上達します。
正しい手で弾くためのピアノの練習のポイントをお伝えします。
1.ピアノを弾く時の手
ピアノを弾く時、手の形によって音色が変わります。
普段、レッスンなどではおそらく「丸くしましょう」と教えてもらっていると思います。
しかし丸くしない演奏法もあります。
優しい音色を出したい時は丸くしないで指を寝かせて弾くこともあります。
手の形を丸くして弾く、まずはこの基本の形を身につけましょう。
2.ピアノを練習する時は手を意識する
ピアノを習い始めて、または弾き始めてまだ間もない頃は手を丸くして指を立てて弾くというのはおそらく難しいと思います。
自分自身で手を意識して弾かないと正しい形で弾くことはできませんし、子供の場合はなおさら自分で手の形に気をつけながら練習するのは無理でしょう。
お子さんの場合は、お母さんが練習の合間合間に「手の形綺麗になってるかな」と言ってあげるといいです。
何回も言ってあげることによって子供も自分で手の形を意識するようになってきます。
すぐに身につくことではありませんので、根気よく言ってあげてください。
それでは具体的に、正しい手の形で弾くポイントをお伝えします。
1.手の形
まずは手の形を丸くする、よく「卵を持つ手」や「テニスボールなどの小さいボール
を持った時の手の形」と言われています。
その他には「おばけの手」」という例えもあって、ピアノの椅子に座りそのまま腕を伸ばして手首から指先の力をだらっと抜きます。
それが幽霊の「うらめしや〜」の手の形に似ています。
そして腕はそのままの高さで指先だけ鍵盤の上に置きましょう。
小さいお子さんには「おばけのお手て」と言ってあげると楽しく練習できると思います。
2.手首の高さ
手首の高さで注意すべきことは、決して鍵盤の高さの下にならないことです。
手首を鍵盤の高さより高くすることにより指も自然と立てれるようになります。
3.手の位置
手の位置、というよりかは指を置く位置と言った方がわかりやすいかと思います。
鍵盤に指を置く位置は、基本的には黒い鍵盤より手前の場所です。
簡単な例えだと、ハ長調の音階を弾くときずっと白い鍵盤を弾きます。
そのときの指を置く場所が基本的な位置です。
ハノンなどの基礎練習のときにはこの位置を基本にして、決して黒鍵が位置してある奥の方は弾かないようにしましょう。
今回は基本的な手の形をお伝えしましたが上達するにつれてレベルが上がり、曲によってはこの形でない場合もあります。
まずは基本の形を身につけ、綺麗な手で綺麗な音色を奏でられるようにしましょう。