指のマッサージを取り入れてピアノを上達させよう
ピアノの練習は、指のマッサージをして準備をしておくと、指が動きやすくてとても良いです。
今回は「指のマッサージを取り入れてピアノを上達させよう」と題して、目的別にいろんなマッサージを紹介していこうと思います。
1.冷えた指を温めるマッサージ
冬など寒い日は、手がかじかんで指が動き辛く、ピアノなんて弾けませんよね。
そんな時は、指一本一本に血流が行き渡るようなマッサージをすると良いです。
やり方は、片手の指一本ずつを、指の付け根からもみほぐしながら指先へ進んでいきます。
指の横側、表裏をそれぞれもう片方の親指と人差し指で挟むようにしてやります。
ポイントは、指の付け根と指先にしっかり血流が行き渡るようにすることです。
先端の血流が改善されると、指全体の血流も良くなりますよね。
力加減は調節して、お好みの回数繰り返すと、だんだん指が温まってきて、ピアノが弾きやすくなります。
これはピアノを弾かない人にも、手を温める意味でおすすめしたいマッサージです。
2.指が開くようにするマッサージ
ピアノではオクターブなどが出てきたときに、手が大きい方が有利です。
ですが手の大きさは自在に変えられるものではないので、マッサージをして、なるべく指が開くようにすれば、手が大きい人のように、弾きやすくなりますよ。
指を開かせるマッサージのやり方は、片手に四箇所ずつある指の間に、一つずつ順番にもう片方の手を入れていきます。
特に、もう片方の親指と小指を使って広げていくと、指の間が大きく広がっていいですよ。
これは、お風呂の中など、暖かい場所などでやるとより広がりやすく、効果的です。
指と指の間が広がるようになると、指が一本ずつくっつかずによく動くようになりますので、難しい曲や速い曲が上達することにもつながっていくはずです。
四箇所の指の間が終わったら、親指と小指が開くように、同じようにもう片方の親指と小指を入れて開かせていきます。
ここは一番開くとよいところなので、指だけでなく、机やピアノの蓋の直線の所を使って開かせてもいいと思います。
コツは、親指の骨は、手首のところからあることを忘れずに、そこから開くようにすることです。
決して上から二つ目の関節から開こうとしないでくださいね。
手首から大きく開くようにすれば、オクターブも楽に弾けるようになり、上達するでしょう。
これらのマッサージを日々の練習の準備運動として取り入れて、指の状態をよくしてからピアノの練習に入るようにしてみてください。