ピアノで指を痛めないためのコツ
ピアノを弾いているうちに、指を痛めた経験はありませんか。
自分の思っている以上に痛めて、後々ピアノが弾けなくなっては大変です。
正しく、安全な方法で、練習するようにしましょう。
1.指を痛めるという事
無理にピアノを弾く事で、引き起こしやすいのは腱鞘炎です。
これは本当に大変な事で、痛すぎてピアノが弾けなくなってしまいます。
場合によっては、何週間もピアノを弾くのを控えなければなりません。
他にも、無駄に力んだフォルテなどを弾いて指の関節を痛めたり、爪を剥がす事などもあります。
大小あるものの、指を痛めると完全に治すまで時間が掛かります。
演奏会の予定などが決まっていたら、大変な事になるでしょう。
しっかりと対策を講じるようにして下さい。
2.ピアノで指を痛めないコツ
1.爪を切る
ピアノを弾く上で、最も基本的な注意事項です。
ピアノを弾く時に、長い爪のまま弾くと、鍵盤に爪を引っ掛けて、折ったりはがしたりします。
また長い爪は怪我に繋がるだけでなく、正しい形でピアノを弾く時の妨げにもなります。
ピアノを弾く時にカチカチと音がなるようならば、それは爪を切る時の合図です。
深爪しすぎると逆に痛くて弾けなくなってしまうので、痛くならないぎりぎりのところまで、こまめに爪は切るようにしましょう。
2.指を温める
ピアノを弾く前に、指を温める事は大切です。
指を温めずに難しい曲を弾きすぎると、当然指を痛めます。
指を温める事は、運動をする前の準備運動と同じです。
おろそかにすれば、怪我をしてしまいます。
寒い時期や、長い間弾かなかった時は、念入りに指を温めるようにしましょう。
3.無理な練習をしない
ピアノにおいて練習量は、上達度に非常にものを言います。
しかしながら、無理な練習は危険です。
指や腕が痛いと思ったならば、練習を続けないようにしましょう。
基本的に正しくピアノを弾いている時に、指や腕が痛くなる事はほとんどありません。
もしも、酷く痛むようならば、それは練習の仕方や弾き方が間違っていると思ってください。
例えばありがちなのは、フォルテを弾く時に腕や指が痛いというものですが、それはしっかりと腕の重さや反動を利用できていないからです。
それらがちゃんと使えていれば、激しく手が痛む事はありません。
それでも痛むと感じるならば、それは自分のスタミナと曲の難易度が合っていないという事です。
自分の上達度に合っていない曲を練習し続けるのは危険です。
無理をせず自分に合ったものを選びましょう。
正しい練習は、正確なテクニックを無理なく身につけられる練習です。
長く確実に上達していくためにも、自分に合った練習量で練習をしましょう。