ピアノを弾いていて指が疲れる理由と練習
ピアノの練習をしていて、指が疲れたことはありませんか?
そんな方のために、「ピアノを弾いていて指が疲れる理由と練習」についてお話ししようと思います。
1.どうして疲れるの?
ピアノを弾いていて、本来なら指が疲れるということはないはずです。
ピアノが疲れるものだったら、プロのかたはコンサートで2時間も引き続けられるはずがありません。
では、疲れるということは、どこか体の使い方が間違っているということになります。
それは、指の動かし方だと思います。
弾くときに無理矢理動かすことによって力が入って、鍵盤を無意識に押さえつけて弾いているため、疲れてくるのです。
疲れる練習をしていると、ピアノを弾くのが億劫になってしまいますよね。
2.手のフォームから改善させてみる
疲れる理由が分かったところで、指が疲れないために、どうしたら良いのでしょうか?
それは、まずは手のフォームを正しくして、関節から指をしっかり上下に動かすようにすると良いと思います。
指の第三関節から上下に動かすようにして弾きたいので、手のフォームも第三関節が高くなっている状態を保てると良いです。
ピアノの先生から言われたことがあるかもしれませんが、手のひらに卵やボールを入れているイメージです。
フォームを正しくしないと、指を速く動かしたり難しい音型を弾こうとすると、もっともっと疲れて、上達を遠ざけてしまう可能性があります。
3.力を抜く
正しい指の動かし方を身につけたら、次は、弾きながら力が入らないように注意していきましょう。
1音弾くたびに力が入っていないか確認していく練習法があります。
やり方は、指は音を弾いたままにして、鍵盤に指を沈めた状態で力が抜けているか、自分で腕を動かしてみたり、先生や側にいる人に腕を動かしてもらうのもいいかもしれません。
これができないと、弾いているときにずっと力が入ったまま、鍵盤を力で押さえつけていることになってしまいます。
片腕の重さは体重の6%ほどと言われていますが、ピアノでは、その重さを弾いている指で支えているのです。
鍵盤を押しつけるのではなく、鍵盤に体重を乗せる、ということですので、本来は疲れないはずですよね。
また、指や腕だけでなく、体全体も力まないように気をつけてくださいね。
上半身は自由に動かし、下半身は踏ん張らない程度に支えているといいです。
まずはこれらのピアノを弾く仕組みから理解して、弾いていて疲れることがないようになるといいですね。
無理なく練習して、上達していきましょう!