ピアノ初心者の王道上達するためのバイエル攻略法
ピアノを習っていない人でもバイエルは知っている!という方は大勢いらっしゃると思います。
それぐらい日本ではピアノといえばバイエルという図式が出来ているということですね。
そんなバイエル教則本について書いてみます。
1.上達する為のピアノの練習に必須?!バイエル教則本
バイエルとは「フェルナンド・バイエル」というドイツのロマン派の作曲家が作った教則本のことです。
バイエルとは人の名前なんですね。
そのバイエルが活躍していた時代、ピアノがかなり発達し、現在のピアノに近くなった頃で、モーツアルトのころに比べると音域も広がり、ピアノの構造もかなり頑丈になり、音量もだせるようになってきたそうです。
バイエル教則本は、親しみやすいメロディが多い練習曲で、日本では上巻、下巻に分かれています。
バイエルは子供と初心者を意識してこの教則本をつくったようです。
内容的には古典の要素が多く、基本的に音域が狭い範囲で弾け基本の伴奏(左手のドソミソドソミソ・・・の形)が多く取り入れられています。
日本には明治時代にバイエル教則本が入ってきたといわれています。
そして日本では「ピアノといえばバイエル」と言われるぐらいの地位を築きあげてきたのです。
1.ピアノ練習初心者の上達に最適、バイエル上巻
バイエル上巻とは1~43番までのことです。
ところどころに「先生方へのお願い」がかかれてありますが、レッスンへの着眼点が書かれており、こういうことを出来るようにするために練習するんだ!と理解しやすいと思います。
2. ピアノ練習初心者の上達に最適、バイエル下巻
バイエル下巻とは44~106番のことです。
保育士試験のピアノ実技でもバイエル下巻程度まで弾けないと、少々キツイと言われております。
また、バイエル下巻は、上巻の続きで使う方もいますが、上巻を使わず、違う教本をつかい、そのあと、下巻から使うといった先生方もいらっしゃるようです。
2.現在ではピアノの練習曲も増え、バイエル以外の上達する為の選択肢が沢山あります
バイエルについて書いてみましたがいかがだったでしょうか?
昔は初めてのピアノにはバイエルといった感じですが、現在ではピアノの教材が格段に増え、バイエル以外を選択することも多くなってきました。
しかし、今でも、バイエル上巻程度、バイエル下巻程度とレベルの目安を確認するとき、バイエルを基準として説明していることも多々あるので、とても良い教材であることは変わりないと思います。
習っている先生によって使う教材は違ってくるとは思いますが、うまく取り入れてピアノが上達するようなバイエルの使い方をしたいものですね。