大人になってからピアノを再開して上達する方法
子供の頃にピアノを習っていたが進学や就職で辞めてしまい、大人になってからまたピアノを再開したいと思う方は結構いるようです。
子供の頃と違って、大人になって、果たして上達できるのだろうか、と不安に思う方のために、どのような方法があるのか考えてみましょう。
1.どうしてピアノを再開したいのか
この項目では、どうして大人になってからピアノを再開したくなったのかについて考えてみたいと思います。
きっかけは人それぞれだと思いますが、ピアノが好きでなければ、そのような気持ちはおきないと思います。
昔のようにすらすら弾けるようになりたい、好きな曲を気楽に弾きたい、人前で演奏したい、健康のために弾きたい。など様々な思いがあると思います。
子供の頃に習っていたからといっても、ピアノから離れていた時間が長ければ長いほど、再開しても思ったようには弾けないものですし、昔、どの程度まで弾けていたのかによっても上達の仕方は変わってきます。
ですが、ピアノを再開したいという気持ちは同じですので、その気持ちを大切にして上達の方法を考えてみたいと思います。
1.ピアノ教室で習う
子供の頃を思い出して、ピアノ教室に通ってみるのはどうでしょうか。
定期的にレッスンを受けることは上達への近道かもしれません。
最近では、趣味で習いたい大人のためのコースを設けている音楽教室がたくさんあります。
弾きたい曲だけを選択して、レッスンを受けることもできます。
また、子供のころのように系統的に学ぶこともできますので、その場合は技術的にも更なる上達が期待できるかもしれません。
教室に通う場合は、昔習っていた先生を頼ってみるのもいいかもしれません。
気心が知れていますし、どの程度まで弾けていたのか、弾き方の癖等を理解してくれているのは心強いものです。
時間とお金に余裕があるのでしたら、ピアノ教室に通うことをおすすめします。
2.独学で練習する
子供の頃に習っていた教則本を使用して、指の練習から再開してみてはどうでしょうか。
弾きたい曲があるから、指の練習などはせずに、すぐに曲に取り掛かりたいという方が多いと思いますが、ブランクがあると、指は思うようには動かないものです。
ハノンやバイエルなどの基本的な教則本を使用して、指の動きを思い出すことは、上達への近道だと思います。
また、自分が弾きたい曲を聴くようにするのも効果的です。
楽譜を見ながら聴くと、「ここはこんな風に弾くんだ」と、耳で覚えることができますので、ピアノを弾くときに先生の役割をしてくれるかもしれません。
3.電子ピアノの機能やパソコンを使う
最近は電子ピアノを購入する方が増えています。電子ピアノには、様々な便利な機能がついています。
なかでも、一人でも曲が弾けるようになる練習機能がついている電子ピアノがありますので、そのような機能を使うのも、上達のためには効果的です。
また、パソコン内の様々な機能を用いて、練習方法を模索するのもよいかもしれません。
2.とにかく目標を持つ
どんなことでも、具体的な目標を持つと、やる気が出て向上していくものです。
大人がピアノを再開して上達するためには、ピアノを弾くことに関して、小さなことでもよいので、目標を持つことが大切です。
1.弾きたい曲や教則本の完成を目指す
弾きたいと思っている曲は、どんなことがあっても、どんなに時間がかかっても弾けるようにするという気持ちを強くもち、練習を欠かさず努力する。
教則本が一冊終わるまではがんばってみる。
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2.グレード試験を目指す
特に弾きたい曲はないのだけれど、ピアノを再開し勉強し直して上達したい、と思う方におすすめします。
グレード試験の勉強は、ピアノや音楽の上達と共に、今の自分の能力を知ることもできますので、きちんと勉強したい方にはおすすめです。
大人になってからピアノを再開することは、とても素晴らしいことだと思います。
上達することはとても大切なことですが、早く上達しないと、焦りの気持ちや嫌気がさすことがあるかもしれません。
そんな時は、気持ちをゆったりと持って、再開しようと思った時の気持ちを思い出して、練習を無理なく続けていきましょう。
気がつくと、きっと上達していると思います。