忙しい大人の為のピアノ上達法
大人になってからも、趣味としてピアノを続ける方は多いでしょう。
しかしながら、大人になると子供の頃とは違い、中々練習をする時間も取れなくなりますよね。
そんな忙しい大人の為の、ピアノの上達法を紹介します。
1.週に1回はピアノに触れる
仕事をやっている方などは、忙しくてつい何週間もピアノに触れられないことがあるでしょう。
しかしながら、これはあまり良いことではありません。
なぜならば、1,2週間弾かないだけでも、感覚の微妙なずれが生じるからです。
その感覚を取り戻すには、またそれと同じくらいの時間が必要になります。
すなわち、1週間休んだら、次に弾き始める時には、まずその感覚を取り戻すためだけに1週間、1か月休んだら、それを取り戻すためだけにまず1か月、弾くことになるのです。
これでは、いつまでたっても上達しません。
どんなに忙しくても、指がなまらない最低限の時間は、ピアノに触れるようにしましょう。
何時間も触れる必要はありません。
最低週に1回、ピアノの感覚を忘れないために弾くのです。
前進はできなくとも、後退を食い止めることはできますよ。
2.練習の目標を決めて練習をしましょう
忙しい大人の、時間がない中での練習は一層の効率化が求められます。
ただ漠然と弾いているだけでは、上達は難しいです。
そこで、常に練習の前にその日の目標を決めるようにしましょう。
例えば、「このページまで譜読みする」「このフレーズを百発百中弾けるようになる」というようなものです。
目標を考える時はなるべく細かく、具体的に設定すると良いでしょう。
それによって、弾ける場所を無駄に練習したり、いつまでもある場所が弾けなかったりする可能性を、防ぐ事ができます。
短い練習時間を有効活用するようにしましょう。
3.人前で弾く機会を作りましょう
やはり、ただ自分の中だけで弾くだけですと、モチベーションが保ちにくく、練習時間も確保しにくいです。
上達を目指すのならば、是非人前で弾く機会を持ってください。
必ずしも、どこかに行って弾く必要はありません。
今の時代ですと、簡単に動画サイトやSNSでアップすることもできます。
誰かに披露すると思えば、自然と練習量は増えますし、曲と向き合うようになります。
その結果、演奏に深みが増したり、テクニックが上達したりします。
また、うまく弾けて皆に褒められた時の達成感は、とても気持ち良いですよ。
忙しい中ピアノを続けるのは、少し大変かもしれません。
しかしながら、音楽は感受性を豊かにし、果てには人生を豊かにする力があります。
あまり構えすぎず、仕事や家事の合間の息抜きとして続けていけると良いですね。