大人のためのピアノ練習法
いつの時代も習い事で大人気のピアノですが、今では子供だけでなく、大人になって習う人が増えてきています。
今回はピアノを上達させたい大人のために、子供の練習法と比較しながら、「大人のためのピアノ練習法」をお届けしたいと思います。
1.手のフォームや体の使い方をしっかり学ぶ
子供が弾くピアノと大人になって弾くピアノで大きく違うのは、大人は体がしっかりできあがっており、指の力もあるため、正しい手のフォームと体の使い方でしっかり弾ける、という点です。
子供の頃に習っていたかたは、一度子供の頃の弾き方は忘れてください。
子供の頃は、よほど注意する先生や親がいない限り、どうしても手に力が無いために、鍵盤を叩くように弾いていたと思います。
そのやり方で大人が練習すると、腕や手などを痛めてしまう可能性もあります。
手のフォームや体の使い方などなんて、子供の頃は気にしていなかったことだと思いますが、大人になった今なら理解できると思います。
本で学んだり、ピアノの先生に教わって、正しく体を使うことが、ピアノ上達への一番の近道です。
正しい手のフォームは、指の第三関節が一番高くなるように、そして手のひらに卵が入るように丸くし、指先でピアノを弾くようにしてください。
指先はつぶれないように気をつけるとなお良いです。
そして指だけで頑張るのではなく、腕全体を使ってピアノを弾くようにすると良いですよ。
2.歌いながら練習
子供よりも大人になってからのほうが、音を覚えにくくなったと感じることはありませんか?
そんな大人の方に試していただきたい暗譜の練習法があるのですが、それは歌いながら弾く練習をすることです。
右手にあることが多いメロディーはもちろんのこと、左手の伴奏も一度歌いながら弾いてみてください。
ただ単に弾いているだけでは覚えられないので、脳に覚えさせると思って、やってみてください。
大人だからこそ試していただきたい練習法です。
3.少しずつ練習
子供は、毎回最初から最後までただ弾く、という練習法しかやっていない子が多いです。
子供にはピアノの練習法を工夫するのは難しいと思いますし、たいていの子は練習を速く終わらせたいと思っているからだと思います。
しかし大人になったからには、少しずつ、途中からでも弾けるように部分的に練習してみてください。
そうすることによって頭の中が整理されて、覚えやすさにも繋がっていきますよ。
大人だからこそできる練習法を試してみれば、大人から始めてもいつでもピアノは上達できると思います。
頑張ってくださいね。