基礎こそ大事！ピアノ練習法

ピアノを優雅に上手く弾けるようになりたいと強い憧れを持っている人は多いと思います。

子供が習っている、もしくは大人になってから始める事にしたなど理由は様々だと思うのですが、実際に、上手に弾けるというレベルに達している人というのはごく僅かだと思われます。

ピアノが上達するにはどのような練習法が適しているのか疑問も自然と出てくることでしょう。一番良くないのは独学による練習法です。

音符さえ読めれば、あとは指さえその通り動けばいいのでしょ！という方もたまにいますが、それは間違いです。

きちんとした先生に姿勢や、指使いなど指導してもらう事がまず上達への大前提であります。

指の形や曲を弾く時に指をくぐらせたり、またいだりするテクニックは独学では難しいと思われます。

また、そういう事を怠る事によって音の響きが全然違うのです。悪い癖が着いてしまう前にきちんと指導を受けた方がいいでしょう。

そして基礎練習こそがピアノには一番大事な事なのです。プロのピアニストほど、曲を弾く前に一通り基礎をこなしてから練習や演奏に入るものなのです。

近頃は子供の集中力も続かないし、長く続けたいからとバイエルやハノンといった基礎的な事を飛ばして、いきなり好きな曲を弾かせたりする教室も多いようです。

楽しむという事は素晴らしい事ですし、いいのですが、本当に上達したいと思うのであれば練習法を一度見直すべきだと思います。

苦しいバイエルやハノン、ツェルニー、ブルグミュラーと進むうちに美しい音が出るようになっていたり、曲のレパートリーが広がっている事に気がつくことでしょう。

ピアノの技術はすぐに身に付くものではありません。苦しい事ですが日々の努力が物を言います。この技術は「基礎練習の賜」と言っても過言ではないでしょう。たゆまぬ努力が、なめらかで素早い指の動き、タッチに繋がります。

そして内から溢れる感情表現にも繋がり、華麗で美しい調べを奏でる事が出来るようになるのです。美しいものの裏にはいつも努力があります。その礎が基礎練習なのです。

基礎練習と弾きたい曲を組み合わせながら音を楽しんで、上達してほしいと思います。