憧れのピアノ曲を確実に仕上げる練習法
どなたにでも、憧れのピアノ曲が一曲はあるのではないでしょうか?弾いてみようと思って楽譜を買ったものの、思っていたよりも難しかったり、良くわからない箇所が有ったりで、諦めてしまい、そのまま本棚の肥やしにしてしまった経験のある方も多いのではないかと思います。
プロになるのは誰でもと言うわけにはいきませんが、ピアノは、きちんとした練習法を身に付ければ、憧れの一曲を仕上げるのは可能だと思います。
難しそうだからと諦めてしまった方も、正しい練習法を身に付ければ、大丈夫です。
ピアニストだって、苦手な箇所は何百回もピンポイントで練習します。 大切なのは、毎日少しでもよいからきちんと練習することです。 そうすれば必ず苦手な箇所は克服できます。
これは、私が実践している練習法ですが、いきなり本題に入るのではなく、きちんとウォーミングアップをしましょう。スポーツ選手だって、いきなりメインの練習はしないですよね? ピアノも身体を使うことなので、ウォーミングアップは大切です。
指をほぐし、指のまわりをよくするためにも、レベルにあった簡単な練習曲を15分ぐらい弾いてみましょう。ウォーミングアップをするのとしないのでは、本当に指の動きに差が出るので、やってみてください。
次に、お目当ての曲を、ゆっくりで良いので全部通して何回か弾いてみましょう。全部弾いてみることで、苦手な箇所と弾ける箇所がわかってくると思います。
そうしたら、まず一番初めに苦手だと思った箇所を、何とか弾けるようになるまで頑張って練習します。 ある程度できたら、はじめからその苦手な箇所まで、バランスを考えながら弾いてみましょう。
何とか良い感じになったら、次の苦手な箇所に取り掛かりましょう。そして上手くいくようだったら、また初めから弾いてみましょう。
弾いていくうちに、新しい苦手な箇所が出てきたりしたら、またピンポイントでそこを多めに練習します。
それを繰り返して曲を仕上げていきましょう。
練習する上で、守った方がよいのは、指番号。弾きやすいように考えられているのと、正しい指番号で弾くのは、曲の表現にもかかわってきます。
あとは、あせらないこと。歩けない人が走れないのと同じです。
すぐに格好よく弾くことを目指すのではなく、ゆっくりで良いので丁寧に正しく弾ける様になることを目指しましょう。
ゆっくりでも正しく弾けていれば、正しくテンポアップできます。お試しください。