小学生に必要なピアノの練習曲集
ピアノのレッスンでは、弾きたい曲でけではなく、必ずと言っていいほど、練習曲を取り入れているピアノ教室は多いのではないでしょうか。
今回は、ピアノを習う小学生には練習曲集が必要か、また、どんな練習曲集があるのか、おすすめを紹介していこうと思います。
1.練習曲集とは
まず、練習曲集の定義ですが、ここでは、指を動かすための練習曲集、要するに準備体操のような役割のもののことを指します。
2.練習曲集は必要?
次に、その練習曲集は小学生には必要かどうかですが、答えは間違いなく「イエス」です。
なぜなら、先ほどの練習曲とは?で少し述べましたが、練習曲集は、ピアノの準備体操です。
体育の授業でも、準備体操は必ずやりますよね。
ピアノにも必要です。
指をほぐすために、そしてどの指も平均して動くようにするために、上達のためにぜひ練習曲集を取り入れましょう。
3.バーナム
それでは小学生向けの練習曲集の紹介に移ります。
まず一つ目は、「バーナム ピアノテクニック」シリーズです。
こちらはミニブックから始まり、導入書、を経て1~4巻まであります。
特徴としては、1巻のあたりまでは1曲1曲がとても短く、簡潔なため、飽きずに取り組みやすいところです。
1冊に60曲あると言うと多い印象を受けますが、バーナムはグループ1~5まであり、それぞれが12曲ずつあり、その12曲目がいつもまとめのようになっており、メリハリも付けやすいのではないでしょうか。
また、1曲1曲に題名に沿った動きをしている棒人間がいるのも、かわいらしいです。
練習曲というと、指の反復運動が多く、子供が退屈になってしまうものが多いのですが、バーナムはこの短さと分かりやすさで続けられる方が多いのだと思います。
それに加えて、内容も、ピアノの曲を弾くのに不可欠な指の動きや楽譜を読む力、リズム感など、1冊終わるごとに総合的にテクニックが上達していることが感じられるでしょう。
小学生には良いとこどりの練習曲集です。
4.ハノン
二つ目に紹介するのは、「ハノン ピアノ教本」です。
こちらは絵など一切なく、ひたすら音符が、それもほとんど16分音符が並んでいるため、見た目からは挫折してしまいそうな教本です。
しかし、ピアノに必要なテクニックを細かく練習していけるため、力がつきやすいです。
具体的に言うと、5本指をまんべんなく使う練習、隣同士の音を順番に動かしていく練習や、音階の練習、アルペジオの練習などです。
1冊終えるのには相当な時間を必要としますが、これを全部終えたときにはどんなピアノ曲でも弾けるようになっていること間違いなしです。
これらを取り入ると、必ずピアノの曲の上達も早くなりますよ。