子供がピアノのペダルを使うときの注意点

ピアノのペダルを使うといろいろな効果があり演奏の幅が広がります。

子供用のテキストでもペダルを使う曲はたくさんあります。

そこで子供がピアノのペダルを使う時の注意点をお伝えしたいと思います。

1.ペダルの効果

ペダルを使うとどのような効果があるのでしょうか。

ペダルは3本あって、よく使われるのが一番右のダンパーペダルと呼ばれるペダルです。

ダンパーペダルを踏むと、鍵盤から指を離してもその音は伸びたまま持続させることができます。

ですから音と音が途切れずに滑らかなメロディーを演奏することができます。

そして次によく使われるのが一番左のシフトペダルです。

シフトペダルは弱音ペダルとも呼ばれ、音量を小さくしたり音質や音色を変える効果があります。

このようにペダルをうまく使うことができればピアノの演奏は上達します。

2.子供がピアノのペダルを使う時の注意点

ではお子さんがペダルを使うときに注意しなければならない点をお伝えします。

1.補助ペダルを使う

身長の低いお子さんでペダルに足が届かない場合は、補助ペダルを使用してください。

ペダルを踏むとき、かかとを地面につけて足の指の付け根のあたりでペダルを踏みます。

そのため、かかとがしっかりと地面についておくためには適正な高さの補助台が必要になります。

補助ペダルは補助台とペダルが一体化していますのでこれを使うと良いでしょう。

2.踏むタイミング

ペダルを踏むタイミングはとても難しいです。

ダンパーペダルの踏むタイミングは、伸ばしたい音を鍵盤で弾いた後に踏みます。

まず1音で練習してみると良いでしょう。

ドを弾いてからペダルを踏み、そして指を鍵盤から離します。

そうするとドの音がそのまま伸びて持続しているのが確認できると思います。

では次に音と音をつなげる練習をしてみましょう。

ドとレをペダルを踏み替えてつなげて弾く練習です。

まずドを弾いてペダルを踏みます。

そしてペダルは踏んだままスラーでレを弾いてください。

レを弾いたすぐ後にペダルを踏み替えてください。

これでドとレを途切れずにつなげて弾くことができたと思います。

3.音を聴く

踏むタイミングを覚えたら、音が綺麗に聴こえているかどうか自分で確認します。

ペダルを踏み替えた時、その前に弾いていた音が重なっていると音が濁ってしまい綺麗に聴こえません。

自分の耳で、音が濁っていないかを確認することは子供には非常に難しいことです。

お子さんがペダルを使い始めてしばらくは、親御さんが音を聴いてあげて濁っていないかどうかを確認してあげてください。

それを繰り返すことで、濁っている音、濁っていない音をお子さんが自分で理解し、自分の耳で判断できるようになるでしょう。

子供がピアノのペダルを使うのは難しいことです。

しかしペダルをうまく使うことができたら演奏が上達します。

ペダルをうまく使えるように親御さんも一緒に協力しながら練習しましょう。

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