幼児が楽しくなるピアノの練習
集中力の続かない幼児にピアノの練習をさせるのは、なかなか大変なことです。
ピアノの前に長く座らせて、練習に集中させるためには、練習のなかに楽しさが必要になります。
ここでは、そのことについて、考えてみましょう。
1.楽しくなる練習方法
子供が楽しくピアノを練習するためには、あきさせないということが大切になってきます。
そのためには、様々な工夫が必要になってきますが、目で見て楽しくなる教本を使用することをおすすめします。
楽譜の字が大きいものや、かわいいキャラクターや絵などが入った教材を使用すると、子供の興味をひき、練習に集中するようになります。
2.リトミックを練習に取り入れる
リトミックは、最近では音楽教育として、とてもメジャーになってきました。
遊びの要素をいれながら、気がつくと音楽の感覚や知識が学べるようになっているリトミックですが、これをピアノのレッスンに取り入れる先生は最近増えています。
ピアノの鍵盤を使用して、子供にリトミックの教育をすることで、ピアノを弾くことが楽しくなるような感覚が身についていきますので、特に小さなお子様には効果の高いレッスンとなります。
また、リトミックの教材は、絵本のような楽しい楽譜が多いですので、教材を好きになってくれる可能性も高いです。
3.ごほうびをあげる
子供はごほうびが大好きです。
歯医者でも、治療が終わったらおもちゃをくれるところがありますが、泣いていた子供がおもちゃを見ると泣きやみ、笑顔になることがあります。
このような感じで、ピアノの練習をきちんとしたら、ごほうびをあげるのもよい方法だと思います。
お菓子やおもちゃでは、あまり教育によくないと思いますので、レッスンが終わるたびにレッスン手帳にシールを貼らせるようにして、ある程度たまってきたら文房具をプレゼントするようにすると楽しみが増えてくるので、ピアノの練習も自分からやるようになるでしょう。
また、自分からピアノの練習をしたいという気持ちが芽生えてくると、ピアノの上達にもつながってきますので、結果としてとても良い効果を示してくれます。
最初からピアノが好きな幼児もいると思いますが、自分がどうしてピアノの練習をしないといけないのかがわからない幼児が多いと思います。
ピアノの練習に興味を持たせるためには、遊びの感覚、楽しい感覚を実感できるような工夫が大切です。