小学生に役立つピアノの練習法
小学生でピアノを習っている子は多いですが、自分から練習する子は滅多にいないと思います。
うちの子に練習してほしい!と思っている親御さんのために、「小学生に役立つピアノの練習法」をお届けしたいと思います。
1.歌いながら
小学生の場合、勉強と同じですが、「練習」と思わせると嫌になってしまいます。
そこで、ただ弾くだけではなく、始めにその曲を歌ってからピアノを弾くという練習法を試してみてください。
それも明るい音楽であれば楽しそうに歌い、悲しい音楽であれば悲しそうに、小学生なりに感情を込めて歌うようにすると、表現力がつきます。
時間があるときは、親御さんも一緒に歌ってみると、楽しい時間となるはずです。
そして歌だけで終わってしまうと肝心なピアノが上達しないので、必ずピアノも弾きます。
弾けるようになってきたら、歌いながら弾く、弾き歌いができるとなお良いでしょう。
音楽の基本は歌です。
毎日の練習に歌を取り入れてみてはいかがでしょうか?
2.音源を聞かせる
次に、CDや、なければユーチューブなどでもいいですが、音源を聞かせるという練習法です。
ただピアノの楽譜を読んで弾くだけですと、楽譜を読むのが苦手な小学生は嫌なはずです。
そこへ、まず弾く前に音源を聞かせてあげることによって、曲をイメージして弾けますし、耳を育てることもできます。
親御さんがピアノを弾ける場合は、弾いて間近で聞かせてあげるのも良いでしょう。
ピアノを通して音楽で、見て、聞いて、感じて、表現していける力がつくといいですね。
3.ゆっくり弾く
次に実際にピアノを弾く練習ですが、ゆっくり弾く練習法が一番効果的だと思います。
ピアノの曲は両手で違う音を弾いたり、他のヴァイオリンなどの楽器よりも音が多く、小学生には弾くのが大変な楽器です。
そのたくさんの両手の音を、無意識で動かしていても上達しません。
1音1音大切に弾いてほしいので、ゆっくり丁寧に、こう弾きたい、と意識しながら練習をしていきましょう。
例えば、最初はフォルテで、2ページ目の1小節目からピアノになる曲を練習していたとします。
それを分かっていても、2ページ目の2小節目からピアノにするのはそう難しくありませんが、1小節目からやっていないと意味がありません。
1ページ目が終わって、2ページ目の1小節目に入る前にはピアノで弾く準備に入っていなければなりません。
このようなときに、ゆっくり練習していれば、忘れることなく準備ができます。
ゆっくり弾けるようになれば、速く弾くのもすぐにできるようになります。
これらの小学生に役立つピアノの練習法を試して、楽しくピアノを練習できる子になるといいですね。