ピアノ嫌いの子供のレッスンは続けさせるべき?
ピアノ嫌いの子供にレッスンを続けさせるかどうか、親として迷うところです。
子供は「ピアノ嫌い」「ピアノをやめたい」と言うけれど、親としてはピアノを続けるように促すほうがいいのか、それともやめさせた方がいいのか。
そこで今回は「ピアノ嫌いの子供のレッスンは続けさせるべき?」という項目でお話します。
1.子供が本当にピアノを嫌いなのかを見極める
子供が本当にピアノを嫌いなのか、しっかり見極めるため、嫌いな理由を考えていきます。
子供が「ピアノ嫌い」「ピアノをやめたい」と言っている場合、本当にピアノが嫌いなのか、それとも、何か気に食わないことや、思い通りに行かないことがあって「嫌い」と言っているだけなのか、それをしっかり見極めなければなりません。
本当にピアノが嫌いなら、ピアノを続けることは困難でしょう。
けれども今からお話するような場合なら、本当に嫌いというわけではないので、続けることも可能です。
では、どのようなパターンがあるかみていきましょう。
1.無理やり練習させられる
ピアノの練習を、無理矢理させられている場合です。
子供が「ピアノの練習しようかな」と思う前に、また、そう思う余裕すら与える間もなく、「ピアノの練習はしたの?」「ピアノの練習をしなさい」などのように、言葉をかけていませんか。
どんなことでもそうですが、人に「やれ、やれ」と言われ、強制されるとやりたくなくなってしまいますよね。
ピアノの練習も同じで、そんなふうに言われると、やはり子供は「ピアノ嫌い」と言ってしまうこともあります。
子供が、ピアノを続けるためには、あまり強制しないほうが良いのかもしれません。
2.上手く弾けない、思うように出来ない
ピアノの曲が難しかったりして、ピアノが上手く弾けない場合、思うように出来ない場合です。
「ピアノの曲が難しくて上手く弾けない」、「難しい部分があって思うように弾けない」、「なかなかピアノの曲が合格しなくて嫌になってきた」など、ピアノを弾く事が、子供の思うよういかない場合も、子供は「ピアノ嫌い」と言うこともあります。
この場合は、「ピアノの何が嫌いなの?」と聞くと、子供が「ピアノの練習が嫌い」とか「ピアノが嫌い」と答えるのですが、子供が話すのをよくよく聞いていると、「だってあの曲弾けないし・・・」とか、「やってもできないもん」とか、「全然、ピアノの曲で丸がもらえない」とか、「何かピアノを弾くことが自分の思うように出来ない」というような答えが返ってきます。
そんな時は、曲の難しい部分が弾けるように親が練習を見てやってアドバイスをしたり、子供は練習を見てもらうことでやる気を出して練習して少しでも弾けるようになったら、親が褒めてやるなどのようにして、ピアノを続けることも出来ると思います。
また、「曲が難しくて弾けないと言って、ピアノを嫌がっている」とか「丸をもらえなくて、やる気をなくしている」とか、ピアノの先生に正直に話して相談することで、先生の方からも何か手を打ってもらったりすることも出来るでしょう。
2.一度やめさせるのも手
ピアノのことが本当に嫌いかどうか、一度やめさせてみるという方法もあります。
ピアノ嫌いが本当かどうかわからない場合、また、本当に嫌いかもしれないと思ったら、そのままピアノを習い続けるのをやめてみる・・・というのも一つの方法だと思います。
ピアノにしたって、他の習い事にしたって、好きでもないのに、また好きだったけれど今はやる気になれないものをダラダラと続けていても、上達しないし、むしろ余計に嫌いになっていくかもしれません。
一度、すっぱりピアノをやめて、しばらく間をあけることで、ピアノが楽しかった気持ちを思い出して、また、ピアノへのやる気がわいて、もう一度ピアノを練習しようと思うかもしれませんし、また、ピアノでなく他のものにやりがいを見つけるという結果になるかもしれません。
どちらにしても、ピアノが嫌いな気持ちのまま、また、やる気がなくなったまま、ピアノを続けるよりも、次へ進む事・・・ピアノが好きな気持ちを思い出すか、ピアノは好きではなかったと気づくか・・・の方が、建設的で良い結果になると思います。