子供のピアノの練習に親が怒る時の注意点

子供がピアノを習っているけれど練習をしない、何度同じことを注意してもできない、などで親がイライラして怒ることはよくあると思います。

レッスン料を払ってせっかく習っているのだからピアノを上達してほしいと願うがゆえの感情だと思います。

そんなふうに子供を怒ってしまう原因と対処法をお伝えしたいと思います。

1.お母さんが怒る原因

ピアノの練習のことでお母さんが怒るということは、お母さんがそれだけ子供のことを気にかけ、ちゃんと見ている証拠です。

レッスンで出された課題をきちんと子供に取り組ませようとしているお母さんは、真面目な人が多いのではないかと思います、

親として正しい対応をされていると思います。

だから怒ってしまったからといって罪悪感を持たないようにしてください。

親には「こう言えば子供は言うことを聞くだろう」「少し練習すればこれぐらいは弾けるだろう」などという期待の気持ちがあって、その期待が思い通りにならなかった時に怒ってしまいます。

このことは子供も同じです。

「遊んでから練習しようと思ってたのに」「お母さんに褒めてほしいのに」と自分の願望が叶わないと機嫌を損ねてしまいます。

そうなるとお互い思い通りにならず、喧嘩して結局練習が進まないということになってしまいます。
こういう場合はやはり大人である親が「どうのような対応をすれば子供は機嫌よく練習できるのか」ということを考えなくてはなりません。

次の項目では、子供を怒る時に気をつけることをまとめています。

2.子供のピアノの練習に親が怒る時の注意点

大抵のお母さんは、できれば怒りたくない、でもつい怒ってしまうというのが実情だと思います。
怒ることに罪悪感を感じることなく、上手く子供に伝えるにはどうすればいいかを次にお伝えしたいと思います。






1.怒る前に深呼吸

まず深呼吸しましょう。

今の気持ちを抑えるように深く深呼吸します。

怒る気持ちが少し和らぎます。

そして気持ちが落ち着いてから冷静に子供に伝えるようにしましよう。

なぜお母さんが怒りたくなったかを子供にわかりやすく説明します。

そうすると子供は、怒鳴って怒られるよりも耳を傾けようとします。

子供にとってお母さんは絶対的な存在なので「お母さんはこういうことで怒っているんだな」と子供も冷静に考えるでしょう。






2.どうしてほしいかを伝える

たいていの人は怒る時、自分の怒っている感情ばかりを伝えてしまいがちです。

そうすると子供は「怒られた」ということだけが心に残り結局また同じことをしてしまいます。

怒りを上手に伝えるのは「こうしてほしい」ということを先に伝えてあげてください。

そのあとに自分の気持ち「こうして欲しかった、でも〇〇ちゃんはしなかったから怒っている」という理由を伝えます。

そのように伝えると、子供は怒られた理由が明確にわかり、次はこうしようと考えるようになります。

そしてもう1つ、「こうしてほしい」理由を伝えるともっとわかりやすいです。

例えて言うと「きちんと練習してほしい、その理由は練習することによってピアノが上達してピアノを弾くことがもっと楽しくなるからだよ」と言ってあげてください。

「こうすることにより、こんな良いことがある」と子供にとってプラスになるようなことを伝えてあげるとより良いと思います。

感情的に怒ってしまうのは誰にでもあります。

でも練習で怒られてばかりで、ピアノ自体を嫌いになってしまうのはとても残念なことです。

子供が楽しく練習できるように、親が上手に対応できるよう心がけましょう。

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