ピアノ練習曲の教本紹介
他の楽器と比べても、ピアノの教本は、かなりたくさんの種類が出版されています。
今回は「ピアノ練習曲の教本紹介」をしますので、どれを選んだら良いか迷っている方の参考になればと思います。
1.バーナム
まず一つ目にご紹介する練習曲の教本は、「バーナム ピアノテクニック」です。
こちらはミニブック、導入書、1~4巻までのシリーズです。
一曲が一段からと短いことと、シリーズを通して棒人間が一曲ごとにタイトルのとおりの動きをしているのがかわいらしく、特にお子さんにはとてもおすすめです。
内容も、短い中にもピアノに必要な様々なテクニックを楽しみながら弾けるようになっています。
一冊に12曲が5グループ、合計60曲入っており、メリハリもつけやすく、飽きずに続けやすい教本だと思います。
2.ハノン
二つ目にご紹介する練習曲の教本は、「ハノン ピアノ教本」です。
こちらは一冊の中に、ひたすら指を動かす練習曲がたくさん掲載されています。
5本指が均等に動くようになる練習曲、24調の音階とアルペジオ、トリルの練習曲、オクターブの練習曲など、数えきれないほどの数です。
こちらは同じような曲が続くため、子供や飽きっぽい人には続け辛いかもしれません。
しかしハノンをやっていると、指がよく動くようになり、続けていればいつの間にか上達しているでしょう。
3.チェルニー
三つ目にご紹介する練習曲の教本は、「チェルニー 練習曲」です。
こちらは、リトルピアニスト、100番練習曲、110番練習曲、30番練習曲、40番練習曲など、同じツェルニーさんが書いた練習曲集が他にも数種類あります。
100番練習曲などの何番の数字の部分は、何曲載っているか、という意味ですので、100曲や110曲と、気が遠くなるほどの曲数ですよね。
曲数は多いですが、これらは一番「曲」らしく、ハノンなどよりは飽きにくいかもしれません。
しかし難易度は高く、難しい曲ばかりですので、初心者のかたはバーナムやハノンをある程度練習した後でないと、難しいです。
音大に行っている方など、ピアノを本格的に学んで来た人たちで、チェルニーを一曲も練習していない人なんて、いないのではないでしょうか。
そのくらい、有名で、避けては通れない練習曲です。
今回は三つの練習曲の教本を紹介しましたが、どの教本を選んだとしても、大切なのは、それを続けるか続けないか、です。
継続は力なり、続けていけば、上達するはずです。
頑張ってくださいね。