ピアノの練習と右脳の関係
ピアノを弾く人は右脳が発達している、ということを耳にするこがありますが、そのことは、ピアノの練習や上達とどのように関係しているのでしょうか。
ここでは、そのことについて具体的に考えてみたいと思います。
1.ピアノと右脳の関係
指を動かすことは、脳を活性化するということは良く知られていることです。
指を使う細かな作業なら、どんなことでもよいのですが、手芸、編み物、工作などを脳の病気で手の動きが不自由になった人のリハビリや、お年寄りの認知症予防に用いると効果があります。
もちろん、ピアノもそのような目的で使用されることがあります。
なぜ効果があるのかというと、指と脳はつながっていて、指を動かすことが脳に刺激を与えることになるからです。
1.ピアノの練習と右脳
では、ピアノを弾く人はどうして右脳が発達するのでしょうか。
手芸などのように、指先を動かすことには変わりはないのですが、ピアノの練習をする時には、眼で見た楽譜を指で弾き、耳で音を確かめるという、なかなか高度な作業を繰り返すことになります。ここが、他の作業とは違う点です。
右脳には、感情や芸術に関する分野を処理する役割があると言われています。
ピアノを弾くことは音に関する芸術ですので、右脳がピアノの練習と共に、自然に発達するようになるのです。
2.ピアノの上達と右脳の発達
ピアノの練習を重ねていくと、指がかなり動くようになり、それと共に右脳も発達していくことになります。
右脳が発達してくると、ピアノに対する感性が鋭くなってきますので、演奏に関しての感情表現なども上手になってきます。
ピアノの上達と右脳の発達は互いに影響しあって、良い演奏につながっていきます。
また、右脳が発達することは、先を予測する能力もあると言われていますので、ピアノを演奏する際に、曲の先を考えながら弾くことが得意となってきますし、普段の生活のなかでも、先を読む能力が鋭くなり、とても便利でしょう。
ピアノが弾ける人は、頭が良いと一般的に言われます。
特に、数学などの理系に強くなる傾向がありますが、それは、右脳が空間把握能力や、計算能力などにも関係しているからです。
また、ピアノと右脳の関係としては、感性がとても豊かになるので、感情表現が豊かになる傾向があります。
ピアノを練習することで、右脳を発達させ、ピアノの演奏も勉強能力も向上したら、人生がとても豊かになりますのでいいことですね。