ピアノの鍵盤を弾くと変な音が出る原因
ピアノは繊細な楽器です。
数ヶ月に1回は調律が必要ですし、長く使っていれば痛んできます。
そのままにすると、上達の妨げになります。
ピアノの鍵盤から変な音が出たり、おかしな動きをしたりする時は、すぐに調律師に相談してみましょう。
1.ピアノの鍵盤から変な音が出る原因
1.音が狂っている
ピアノは弦をハンマーで叩く事によって、音を出しています。
また音の高さは、弦の長さや張り具合で決まってきます。
しかし、長い期間弾いていると、だんだんと弦が緩んだりして、音の高さが変わってきてしまうのです。
これを、「音が狂っている」と言います。
音が狂っていると、正しい和音を弾いていても違う風に聞こえたり、不協和音になったりします。
長くピアノを弾いている人は、気持ち悪く感じるでしょう。
音の狂いがひどくなってきたら、調律師に調律してもらって下さい。
2.弦が切れている
ピアノで鍵盤を弾いた時に、音が2重に聞こえたり、変な音が響く事はないでしょうか。
これは、弦が切れている可能性があります。
めったにありませんが、老朽化したピアノなどで思い切り鍵盤を叩くと、時たまピアノの弦が切れてしまう事があります。
そうすると、ピアノの鍵盤を押しても、音がうまく出なくなったり、変な音が聞こえてきたりします。
この場合は、弦を変えるしかありません。
これもまた、調律師を呼んで直してもらいましょう。
2.調律師の役割
調律師は、音が狂った時や弦が切れた時に、調律や調弦を行ってくれます。
また、それと同時にピアノ全体の状態をチェックし、メンテナンスも行います。
家にアップライトピアノやグランドピアノがあるのならば、定期的に来てもらった方が良いでしょう。
この時、調律師は信頼の置ける方に、できれば同じ人に来てもらいましょう。
調律の仕方によって、鍵盤の重さや、ペダルの響き方なども変える事ができます。
変な風に調律されないためにも、よく話し合えるなじみの調律師を作りましょう。
ピアノの弾き心地に不満や希望があるのならば、相談してみると良いかもしれません。
グランドピアノやアップライトピアノは、必ずメンテナンスが必要です。
時に面倒に感じるかもしれませんが、それらのピアノには電子ピアノを上回る大きな魅了があります。
より深い表現力を養いたい、上達させたいならば、是非自分のアップライトピアノやグランドピアノを持ちたいですね。