ピアノを独学で練習する方法

ピアノを弾いてみたいけど、ピアノ教室に通うほど時間もお金もない。

本格的にやりたいわけではないけど、趣味として続けてみたい。

そんな風に、独学でピアノを始める方も多いと思います。

ここでは、ピアノを独学で練習する場合の、コツや注意点をお話しします。


1.そもそも独学でピアノを練習できるのか

結論から言うと、できます。

ピアノを弾いている人を見て、とても弾けるわけがないと思うかもしれませんが、中級くらいまでならば独学でも問題ありません。

ショパンの「子犬のワルツ」やドビュッシーの「アラベスク」位ならば、地道に努力を続けていけば、高い完成度で弾けるようになるでしょう。

また、中級以上の曲も、一通り弾くだけならば可能だと思います。

もちろん、独学でのピアノ練習で上達するレベルには、限度があります。

難しい曲を止まらないで弾きたい、感情豊かで深みのある演奏にしたい、と思うのならば本格的にピアノを始めた方が良いでしょう。

しかし、趣味で弾いていきたい、試しに弾いてみたい、と言うならば独学で全くかまいません。

ピアノは頭も使いますし、精神的にも豊かになります。

始めるか迷っているという方がいましたら、是非挑戦してみることをお勧めします。


2.独学でピアノを練習する時のコツ

ここからは、実際に独学でピアノを練習する時のコツをお教えします。


1.地道な練習を大切に

CDや動画サイトの音源を聴いて、こんな風に弾きたいと思い、曲を弾き始める方も多いでしょう。

そんな人たちにありがちなのが、そのイメージが強すぎて、いきなり両手で弾き始めたり、速いテンポで練習してしまうことです。

ピアノにおいて、雑な練習が成果を上げることはほぼありません。

一見弾けているように感じても、外から聴くと耳障りだったり、下手に聴こえたりします。

ピアノの基本的な練習の仕方は、①右手のパートを弾く、②左手のパートを弾く、③両手で弾く、④強弱やペダルをつける、⑤テンポを上げる、といった感じです。

このどこかで詰まれば、その部分だけしつこいくらいに練習しますし、時には前の段階に戻って練習しなおします。

ピアニストなどの華々しい演奏の裏では、地味で細かな練習が延々と積まれているのだということを忘れないでください。

地道な練習はつまらないと感じるかもしれませんが、それを続けた分だけ、曲の完成度は上がりますよ。

根気よく頑張りましょう。


2.発表の場を持ちましょう

独学でピアノを続けていくのに必要なものの1つが、「モチベーション」です。

これはどんな物事でも言えることですが、人間は何か上達させたいと思うのならば、目標が必要です。

自分の中だけで弾くのも良いですが、思い切って人前で弾いてみてはいかがでしょうか。

今は、簡単にホールやスタジオを借りることができますし、ネットなどで共通の趣味を持った人ともつながりやすいです。

人前で発表することになれば、その分練習にも熱が入りますし、なによりも聴衆の反応が見れるというのは、次のモチベーションにもつながります。

少しでも発表の機会があったら、勇気を出して弾いてみましょう。

上達するスピードが驚くほど上がると思いますよ。

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