ピアノの楽譜での音符の読み方
ピアノを弾くとき、まず音符が読めなければピアノを弾くことができません。
音符が読めて楽譜を正しく読むことができたらピアノは上達します。
ではピアノの楽譜での音符の読み方をお伝えします。
1.楽譜を読む
楽譜とは、音楽の作品を伝えるために一定の約束に従い記号を用いて書き表されたものです。
楽譜を読むことができれば、その曲を弾くことができます。
楽譜には、音符、強弱記号、反復記号など様々なことが書かれてあり、それを守って弾くことで作曲者により近い演奏ができます。
そこで今回は楽譜の中の「音符」の読み方についてお話ししていきます。
2.ピアノの楽譜の音符の読み方
ピアノの楽譜は大譜表で書かれています。
大譜表とは五線譜が2段でまとめられている楽譜のこといいます。
上の段がト音記号、下の段はヘ音記号で、広い音域を記譜ですることができます。
ピアノは88鍵盤あり広い音域が出せるのでこの大譜表が使われます。
では次に詳しく音符の読み方について説明します。
1.五線譜
大譜表は五線譜が2段にまとめられていると説明しましたが、五線譜に音符や音楽記号を載せて楽譜になります。
五線の1番下の線を第1線、下から2番目の線を第2線、と順番で一番上の線を第5線と呼びます。
五線譜の最初にはト音記号、ヘ音記号が記されています。
ト音記号は、記号の書き始めがト音(ソ)から始まっているのでそう呼ばれます。
同じようにヘ音記号もへ音(ファ)から書き始めているのでそう呼ばれます。
五線譜は上にいくほど音が高く、下にいくほど低い音を表しています。
そして五線より高い音や、五線より低い音の時は、五線譜の上下に加線と呼ばれる短い線が加えられます。
加線は五線譜の上下に何本も付け加えることができます。
2.音の高さ
では音符の読み方ですが、音符は五線の線の上にあるのか、線と線の間にあるのかどちらかです。
例えばト音記号で、1番下の線(第1線)と2番目の線(第2線)の間の音はファです。
そして第2線の上にある音はソで、第2線と第3線の間の音はラです。
このように音符は、線の上、線と線の間、の順番で音が上がったり下がったりします。
第1線の下についてある音はレで、ドは五線譜の下に加線をつけその上にある音符がドになります。
3.音の長さ
次は音符の長さについて説明します。
音の長さを表す音符の名前があります。
全音符 4拍のばす ターアーアーアーと数えてみましょう
2分音符 2拍のばす ターアー
4分音符 1拍のばす タン
8分音符 半拍(1拍の半分) タ
16分音符 1拍の1/4をのばす(1拍の中に16分音符が4つ入る)
他に付点音符があります。
付点2分音符 2拍とその半分なので3拍になります
付点4分音符 1拍とその半分の長さ(4分音符+8分音符)
付点8分音符 半拍とその半分の長さ(8分音符+16分音符)
などです。
簡単に音符の説明をしましたが、実際に簡単な楽譜から読んでいく方が覚えるのが早く、ピアノの上達にもつながりますのでたくさん楽譜を読んで音符に慣れていきましょう。