ピアノで両手弾きをする練習
ピアノを両手で弾くことにまだ慣れていないお子さんは、両手の練習になった時なかなかできなくて練習が進まないということがあると思います。
でも両手弾きができるようになると自分の自信になります。
ピアノで両手弾きできるようにどのような練習をしたらいいのかをお伝えします。
1.両手で弾くことに慣れる
ピアノをまだ始めて間もないお子さんには、両手一緒に弾くということにまず慣れましょう。
例えば、ドドド、レレレ、とゆっくり両手でスタッカートで弾く。
ドレミファソ、ソファミレドとスラーで弾く。
真ん中のドから右手はドレミファソ、ソファミレド、左手は同じ真ん中のドからドシラソファ、ファソラシドと指が離れていったり近づいてきたりする。
このような練習はバーナムというテキストにたくさん載ってあります。
バーナムのミニブック、導入書などを参考にしてみましょう。
2.ピアノの両手弾きの練習法
両手一緒に弾くのに慣れたら、次は両手の楽譜を弾けるように練習しましょう。
両手弾きができるようになるには、どのような練習をすればいいのかを順番にお伝えします。
1.片手ずつ弾く
まず確実に片手ずつ弾けるようにしましょう。
確実にというのは、指が覚えるぐらい何回も練習してください。
たいていの楽譜は右手はメロディー、左手は伴奏です。
右手を弾くときは、メロディーを歌いながら練習してください。
自分が歌ったように右手で弾けるようにしましょう。
歌ったように弾くとはその曲にあった歌い方、優しいメロディーなら優しく歌う、元気な曲なら元気良く歌う、など曲想を感じて練習してください。
曲想を感じて弾くことはピアノの上達には欠かせません。
歌う時は必ずその曲にあった歌い方で歌いましょう。
2.左手を弾きながらメロディを歌う
指が覚えるぐらい片手ずつ弾くことができたら、次は左手を弾きながらメロディーを歌う練習をしましょう。
左手は伴奏なので、メロディーを歌うことによって左手を弾いているその上に、右手はどんなメロディーを弾いているかわかりますね。
そうすると両手で弾いた時の曲の完成がイメージができ、両手の練習になった時に弾きやすくなります。
3.両手でゆっくりのテンポから
いよいよ両手弾きの練習です。
始めはゆっくりのテンポで練習し、慣れてきたらその曲のテンポで弾けるように繰り返し練習しましょう。
うまく弾けない時は、右手のメロディーを歌いながら弾いてみましょう。
「左手を弾きながら右手のメロディーを歌う」練習をしているので、この感覚で両手で弾いてみてください。
それでも、どうしても弾けない時は楽譜を見て、右手の音と左手の音と一緒に弾くところを丸をします。
丸をつけたところは両手一緒に弾くと覚えましょう。
音楽性に欠ける練習ですが、弾けないところはこのような練習もしてみましょう。
そして弾けるようになったらメロディーを歌った時のように音楽を感じて弾きましょう。
両手弾きの練習は時間がかかってしまうかしれませんが、両手で弾けると自分1人で演奏できたという達成感があります。
そのような達成感を積み重ねていくとピアノの上達にもつながりますので、両手で弾きたいという気持ちを持って練習に励んでください。